『ポセイドン・アドベンチャー』他数々の名作を生みだした小説家ポール・ギャリコの原作「ハリスおばさんパリへ行く」をアカデミー賞®ノミネート女優レスリー・マンヴィル主演で映画化した『ミセス・ハリス、パリへ行く』(11月18日公開)の予告編、ポスタービジュアルが解禁された。予告編では大竹しのぶがナレーションを務めている。

物語の舞台は1950年代、ロンドン。戦争で夫を亡くした家政婦がある日働き先で 1 枚の美しいドレスに出会う。それは、これまで聞いたこともなかった、クリスチャン ディオールのドレス。450ポンドもするというそのドレスに心を奪われた彼女はパリへディオールのドレスを買いに行くことを決意する。新しい街、新しい出会い、そして新しい恋…夢をあきらめなかった彼女に起きる、素敵な奇跡とは? 見た人誰もがミセス・ハリスから勇気をもらえる、この冬一番のハッピーストーリーだ。
主演は『ファントム・スレッド』(2017)でアカデミー賞®助演女優賞にノミネートされたイギリスの名女優、レスリー・マンヴィル。そしてディオールで働くマネージャー役にはフランスが誇る大女優、イザベル・ユペール。
このたび解禁されたポスタービジュアルには、意気揚々とグリーンのドレスを抱きしめるハリスの姿が。チャーミングな笑顔とともに彼女のドレスへの憧れの強さが伝わってくるようなポスターに仕上がっている。
またロンドンのハリスの友人であるヴァイや、パリで出会うイザベル・ユペール演じるディオールの敏腕支配人、マダム・コルベールなどのキャラクターの姿も。しっかりドレスを抱きしめているハリスだが、本当に手に入れることができるのだろうか…? 夢見るハリスが人々を巻き込んで起こす、とびきり素敵な奇跡に期待が高まるビジュアルだ。
あわせて解禁された予告編では、家政婦の仕事中に運命のドレスに出会う、夢のはじまりのシーンから、パリへ渡ったあともドレスのために奔走するハリスのまっすぐな姿が描かれている。マダム・コルベールと対立しながらも、夢を諦めない彼女に人々の心が動かされていく――。物語の重要なカギとなるディオールのドレスにも注目だ。
今回の予告編では、いくつになっても夢を追う気持ちを忘れない、という本作のコンセプトに合わせて、女優としていつまでも輝き続ける大竹しのぶがナレーションを担当。実は原作を以前に読んでいたという大竹は予告編のナレーションは初ながら今回の依頼を快諾したという。大竹のチャーミングな声が本作の世界観にもぴったりマッチしている。
大竹は「とてもかわいらしいお話でページをめくるたびにワクワクしていましたが、スクリーンに広がる物語に同じような感情になり、少女のころに戻ったかのように楽しみました」とコメントしている。コメント全文は以下にて。
『ミセス・ハリス、パリへ行く』は11月18日(金)、TOHO シネマズ シャンテほか全国ロードショー。
大竹しのぶ コメント
20 代のころ、山田洋次監督に薦められて原作本の「ハリスおばさんパリへ行く」を読みました。
とてもかわいらしいお話でページをめくるたびにワクワクしていましたが、スクリーンに広がる物語に同じような感情になり、少女のころに戻ったかのように楽しみました。
慎ましく、ささやかな喜びで生きていた女性がクリスチャン ディオールのドレスに出会ったことで、外の世界に飛び出してゆく姿が大胆でもありチャーミングで。そして周りの人達も優しいんです。本当に胸がキュンとします。
正直に、一生懸命に生きていれば神様は見ていてくださるんだ、という優しく爽やかな気持ちになる映画です。
ミセス・ハリス、パリへ行く
2022年11月18日(金)TOHO シネマズ シャンテ、渋谷ホワイトシネクイントほか全国公開
STORY
第二次世界大戦後のロンドン。夫を亡くした家政婦ミセス・ハリス(レスリー・マンヴィル)は働き先でクリスチャンディオールのドレスに出会う。あまりの美しさに完全に魅せられたハリスは、ディオールのドレスを手に入れるためにパリへ行くことを決意する。なんとか集めたお金でパリへと旅立った彼女が向かった先は、ディオールの本店。威圧的なマネージャーのコルベール(イザベル・ユペール)から追い出されそうになるが、ハリスの夢をあきらめない姿勢は会計士のアンドレ(リュカ・ブラヴォー)やモデルのナターシャ(アルバ・バチスタ)、シャサーニュ侯爵(ランベール・ウィルソン)ら出会った人々を魅了していく。果たして彼女はクリスチャン ディオールのドレスを手に入れて、夢を叶えることができるのだろうか……。
監督・脚本: アンソニー・ファビアン
キャスト:レスリー・マンヴィル(『ファントム・スレッド』)、イザベル・ユペール(『ピアニスト』『エル ELLE』)、ジェイソン・アイザックス、ランベール・ウィルソン、アルバ・バチスタ、リュカ・ブラヴォー、ローズ・ウィリアムズ
製作:グザヴィエ・マーチャンド、ギョーム・バンスキー、アンソニー・ファビアン
字幕翻訳:栗原とみ子 字幕監修:渡辺三津子(ファッションジャーナリスト)
原題:『Mrs. Harris Goes to Paris』
配給:パルコ ユニバーサル映画
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