本年度ヴェネチア国際映画祭でケイト・ブランシェットが主演女優賞受賞を皮切りに数々のアカデミー賞前哨戦に名を連ねている映画『Tár(原題)』がアカデミー賞前哨戦として重要となる第80回ゴールデングローブ賞にて作品賞(ドラマ部門)、脚本賞、主演女優賞(ドラマ部門)の3部門にノミネートを果たした。また日本での公開は2023年5月に決定した。

『Tár(原題)』は2度のアカデミー賞受賞経験を持つケイト・ブランシェットが主演を務め、 『イン・ザ・ベッドルーム』『リトル・チルドレン』でアカデミー賞脚色賞に連続ノミネートされたトッド・フィールド監督が16年ぶりにメガホンを取った待望の新作。
ケイト・ブランシェットが演じるのは、ドイツの有名オーケストラで、女性としてはじめて首席指揮者に任命された指揮者リディア・ター。彼女は天才的能力と、たぐいまれなるプロデュース力で、自身を1つのブランドとして作り上げてきた。しかし、のしかかる重圧、過剰な自尊心、仕掛けられた陰謀により、彼女の心の闇は少しずつ広がっていく——。
今年のヴェネチア国際映画祭で上映されるや6分間のスタンディングオベーションを受けた本作は、最優秀主演女優賞を受賞。早くも「アカデミー賞有力!」と絶賛されてきた。今回のゴールデングローブ賞でも作品賞(ドラマ部門)、脚本賞(トッド・フィールド)、主演女優賞(ドラマ部門:ケイト・ブランシェット)の主要3部門にノミネート、特に注目されるケイト・ブランシェットは主演・助演あわせて 10 回目のゴールデングローブ賞ノミネートとなる。
受賞の発表は米国時間23年1月10日を予定。さらには、1月24日のアカデミー賞ノミネート発表にも注目だ。
Tár(原題)
2023年5月公開
監督・脚本:トッド・フィールド『イン・ザ・ベッドルーム』『リトル・チルドレン』
出演:ケイト・ブランシェット『ブルー・ジャスミン』、マーク・ストロング『キングスマン』、ジュリアン・グローヴァー『インディー・ジョーンズ/最後の聖戦』音楽:ヒドゥル・グドナドッティル 『ジョーカー』(アカデミー賞作曲賞受賞)
配給:ギャガ
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