『アベンジャーズ』シリーズのハルク役で知られるマーク・ラファロが『女王陛下のお気に入り』のヨルゴス・ランティモス監督の次回作となる『Poor Things(原題)』で『クルエラ』のエマ・ストーンと共演する。

古典的なゴシック小説「フランケンシュタイン」を再構築した作品
『Poor Things(原題)』はメアリー・シェリーの古典的なゴシック小説「フランケンシュタイン」を再構築した作品。スコットランドの著名な作家アラスデア・グレイの小説「哀れなるものたち」をベースにしている。
『女王陛下のお気に入り』に続いて監督とタッグを組むエマ・ストーンが演じるのは「女性版フランケンシュタイン」とされるベラ。夫の虐待から逃れた彼女は溺死してしまうが、胎児の脳を移植されて甦る。ラファロは彼女の夫役を演じるようだ。ほかに『永遠の門 ゴッホの見た未来』『ライトハウス』のウィレム・デフォーの出演も決まっている。
Embed from Getty Imagesエマ・ストーン
Embed from Getty Imagesウィレム・デフォー
『女王陛下のお気に入り』の共同脚本でアカデミー賞にノミネートされたトニー・マクナマラが脚本を担当。ランティモス監督らしい、ひねりの効いた、美しくもシュールな世界観の作品になりそうだ。製作は今年後半に開始され、公開は2022年になる予定。