J.J.エイブラムス監督がPeopleのインタビューで、公開10周年を迎えるSF映画『SUPER8/スーパーエイト』を振り返り、ヒロインを演じたエル・ファニングについて言及。製作過程とともに当時のエピソードを語った。

"Star Wars - The Force Awakens: Writer/Producer/Director J.J. Abrams" by warriorwoman531 is licensed under CC BY-ND 2.0
「当時13歳だった彼女は、会話の中ですべてを理解してくれました」

エイブラムスが監督兼脚本を務めた『SUPER8』は、8mmカメラで自主映画を作る子供たちが撮影中に列車事故に遭遇したことから、不可解な出来事に巻き込まれていくSF映画。スティーブン・スピルバーグが製作に携わっている。

姉ダコタが出演したスピルバーグ監督の『宇宙戦争』(2005)の現場でエルに出会い、すでにスター性を見抜いていたというエイブラムス。『SUPER8』で再会し、あるシーンを通じてその才能に感銘を受けたという。

「自主映画の中で役として泣くシーンと、そのあとでジョー(ジョエル・コートニー)と映画を見ている時にアリスとして本気で泣くシーン、この二つが同じように見えてはいけないと彼女に話しました。“役”としての彼女の泣き顔は、彼女自身が作り出しているものでなければならない。彼女は13歳だったと思いますが、会話の中でそれを理解してくれました。まったく自然に無理なくそれを実行する彼女の能力に感銘を受けました。彼女は本当に素晴らしい俳優です」

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『SUPER8』プレミアでのエル・ファニングとJ.J.エイブラムス

2011年6月10日に全米公開された本作は、10周年を記念して新たにリマスターされた4K Ultra HD版がアメリカで発売中。日本でも4K UHD+BDとして、2021年7月21日(水)に発売が予定されている。詳しくはコチラ

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