アカデミー賞®ノミネートを始め数々の受賞歴を持つナオミ・ワッツ主演の新作映画『デスパレート・ラン』が5月12日(金)より公開。このたび主演のナオミ・ワッツが役作りやほぼ全編1人で走り続けた過酷な撮影裏を明かす特別映像が解禁された。

「短いシーンを走るだろうと思っていたけど、撮影現場に着くと引きの画角から長いシーンを撮影すると知った」

本作は、主人公エイミーが人里離れた森でランニング中に息子が通う高校でたてこもり事件が発生し、助けも移動手段もない中、スマホ1台で事件解決に向けて走る新感覚シチュエーション・スリラー。主演・プロデューサーを務めるのは『21グラム』(2003)、『インポッシブル』(2012)で2度アカデミー賞®主演女優賞へノミネートされた実績を持つナオミ・ワッツ。監督を務めるのは『ソルト』のフィリップ・ノイス。

このたび解禁された特別映像は、事故で亡くなった夫の一周忌を前に、まだ寂しさを拭い切れない主人公のエイミーや、その家族の日常を捉えた物語の始まりをナオミ・ワッツが振り返る所から始まる。

立てこもり事件に巻き込まれた息子を救うため、スマホ1台を手に走り続けるという設定から、ワッツは入念なランニングのトレーニングを行い撮影に参加。しかし、実際に撮影に入ると想定外の出来事があったそうで、「短いシーンを走るだろうと思っていたけど、撮影現場に着くと引きの画角から長いシーンを撮影すると知った」と明かす。

この撮影手法はフィリップ・ノイス監督の緊張感を引き立てる演出の一つで、そのため撮影中ワッツは毎日筋肉痛に苦しめられたが、持ち前の運動神経を発揮し過酷な撮影を見事に走り抜いた。一人でほぼ全編走り続けるという演技は、彼女の長いキャリアの中でも初めての挑戦だったという。「新しい挑戦だったので不安もあったし興奮していた。電話の先には2人の俳優がいて大きな助けになってくれた」と語るように、現場ではエイミーの電話相手役の俳優たちも自動車で帯同し、タイミングを合わせて電話をするという形で撮影が進行した。

パニックから恐怖、そして無力感まで様々に揺れ動くエイミーの感情を表現したワッツは「体が疲れると頭で考えられなくなり、ただ集中することに必死だった。私自身走ることに助けられたと思う」と、まさに満身創痍で役に挑んだ。片時も目が離せない緊張感満載の映像と、ワッツの細やかな演技に注目だ。

『デスパレート・ラン』は5月12日(金)新宿ピカデリーほか全国公開。

作品情報

デスパレート・ラン
2023年5月12日(金)新宿ピカデリーほか全国公開

STORY
夫に先立たれたばかりのエイミー・カー(ナオミ・ワッツ)は、幼い娘と10代の息子のために、小さな町で平穏な生活を取り戻そうと懸命に働いている。ある朝エイミーがひとり森の中をジョギングしていると、息子の通う高校でたてこもり事件が発生し、町が大混乱に陥る。助けも移動手段もない中、エイミーは愛する息子を救うため、スマホを駆使して必死に時間との闘いに挑む。

【CREDIT】
監督:フィリップ・ノイス『ソルト』『ボーン・コレクター』
脚本:クリス・スパーリング『[リミット]』『グリーンランド‐地球最後の2日間‐』
主演・プロデューサー:ナオミ・ワッツ『マルホランド・ドライブ』『キング・コング』
2021年/アメリカ/カラー/画角:シネマスコープ/音声:5.1/英語/原題:The Desperate Hour/84分/G/字幕翻訳:伊原奈津子
提供:カルチュア・エンタテインメント、イオンエンターテイメント 配給:イオンエンターテイメント 宣伝:スキップ

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公式サイト https://desperate-run.jp

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