推理小説家の巨匠レイモンド・チャンドラーが生み出した“探偵フィリップ・マーロウ”をハリウッドの名優リーアム・ニーソンが演じる『探偵マーロウ』が6月16日(金)より公開。このたび、「消えた愛人を探して」という依頼を受けたマーロウの調査が始まるシーンの本編映像が解禁された。

40年以上のキャリアを誇り映画界の第一線で活躍しつづけるリーアム・ニーソンが記念すべき100本目の出演作で挑んだのは、作家レイモンド・チャンドラーが1930年代に生み出した“私立探偵フィリップ・マーロウ”。原作はブッカー賞受賞作家ジョン・バンヴィルが、ミステリー小説を手がける際の“ベンジャミン・ブラック”名義で著した「黒い瞳のブロンド」(小鷹信光 訳/早川書房刊)。村上春樹の新訳が話題を呼んだチャンドラーの傑作「ロング・グッドバイ」の続編として本家の公認を受けている。メガホンをとったのは『クライング・ゲーム』(1992)でアカデミー賞脚本賞を受賞したニール・ジョーダン。
このたび解禁された本編映像は、依頼人のクレア(ダイアン・クルーガー) から愛人を探してほしいという依頼を受けたマーロウがその愛人ニコ・ピーターソンの謎に迫っていくシーン。
映像は、依頼人の話を聞くマーロウの姿から始まる。「(ニコ)ピーターソンさんのことを正直に話してください」と尋ねるマーロウ。そして軽快な音楽にのせてクレアの回想が始まる――。「初めて会ったのはコルバタ・クラブよ。彼はハンサムで私たちは愛し合った」とクレアは最初の出会いを話しながら、またすぐにメキシコのティフアナで再会を果たしたと明かす。「いろんな企みがある人よ」とニコの複雑な一面に惹かれている口ぶりのクレアだが、その真相はいかに…?

ニコを演じたのは、グザヴィエ・ドランの監督デビュー作『マイ・マザー』でドランの恋人役を演じたフランソワ・アルノー。謎に包まれた役をミステリアスな魅力たっぷりに好演している。

物語が進むにつれて、ニコを探しているのはクレアだけではなく、ハリウッドの大物たちがこぞって彼を追っていることが明らかとなる。一体ニコはハリウッドのどんな秘密を知ってしまったのか? そして彼はまだ生きているのか? スリリングな展開に注目だ。
『探偵マーロウ』は6月16日(金)、TOHO シネマズ シャンテほか全国ロードショー。
探偵マーロウ
2023年6月16日(金)、TOHO シネマズ シャンテほか全国ロードショー
STORY
アメリカ・ロサンゼルスに事務所を構える探偵フィリップ・マーロウ(リーアム・ニーソン)を訪ねてきたのは、見るからに裕福そうなブロンドの美女クレア(ダイアン・クルーガー)。「突然姿を消したかつての愛人を探してほしい」依頼を引き受けたマーロウだったが、映画業界で働いていたというその男はひき逃げ事故で殺されていた…!? 捜査を進めるにつれ謎が深まる”ハリウッドの闇”――探偵マーロウが辿り着く真実や如何に。
監督:ニール・ジョーダン 脚本:ウィリアム・モナハン 原作:「黒い瞳のブロンド」(ベンジャミン・ブラック/小鷹信光 訳 早川書房刊)
出演:リーアム・ニーソン、ダイアン・クルーガー、ジェシカ・ラング、アドウェール・アキノエ=アグバエ、ダニー・ヒューストン、アラン・カミング
原題:Marlowe/2022 年/アイルランド・スペイン・フランス/英語/109分/カラー/字幕翻訳:船越智子
配給:STAR CHANNEL MOVIES
©2022 Parallel Films (Marlowe) Ltd. / Hills Productions A.I.E. / Davis Films
公式サイト marlowe-movie.com