イタリアの名匠ジャンニ・アメリオ監督の最新作にして、第79回ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門に出品され独立賞5部門を受賞した『蟻の王』が11月10日(金)より全国順次公開。このたび予告編、場面写真10点が解禁された。

人と人との繋がりを、時に冷徹に、時に繊細に描き続けてきたヨーロッパを代表する名匠ジャンニ・アメリオ監督の最新作は、同性愛者の存在すら認められなかった時代に恋に落ちた、実在した詩人で劇作家のアルド・ブライバンティとその教え子を巡る史実、“ブライバンティ事件”にインスパイアされた、“人間の尊厳”を問い直す、魂を揺さぶる物語。
詩人で劇作家、蟻の生態研究者でもあるアルドを演じたイタリア映画界が誇る名優ルイジ・ロ・カーショは、本作で主演を務めることについて「どんな困難があっても尊敬するアメリオ監督と仕事をしたかった。脚本を読んで、ブライバンティのことを知り、この作品がもつ社会的な重要性を知るにつれて、自分が出来る最大限のことをしたいと思った」と真摯な熱い想いを語っており、ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞とナストロ・ダルジェント賞の主演男優賞にノミネートされた。
そして、アルドとの愛を貫き通そうとする教え子の青年エットレ役には、アメリオ監督にその全身全霊の演技を「映画の奇跡」と称された、本作が映画デビューとなる新星レオナルド・マルテーゼが抜擢され、ヴェネチア国際映画祭では独立賞で新人賞2冠を受賞。ナストロ・ダルジェント賞では、今後のイタリア映画界での活躍が期待される俳優に送られる新人賞を見事受賞した。既に日本のイタリア映画ファンからも注目を集めており、5月に開催されたイタリア映画祭でのプレミア上映でのアンケートでは「エットレ役のレオナルド・マルテーゼの迫真の演技に心が震えた」「エットレの純粋な心と、表情の表現が本当に素晴らしかった」といった賛辞の声が多数寄せられた。本年度のカンヌ国際映画祭に正式出品されたマルコ・ベロッキオ監督の最新作『RAPITO』(原題)にも重要な役で出演しており、今後ますますの活躍が期待されている。
今回解禁となった予告編には、アルドとエットレが互いに惹かれ愛し合いながらも、家族や法によって引き裂かれ、アルドが“教唆罪”に問われ法廷に立つ様子、エットレが“治療”と称した電気ショックを受ける姿などが映し出され、二人が愛を貫き、不当に抗う強い意志を感じられるものになっている。また、法廷での二人の姿や、裁判を取材する記者エンニオの姿を切り取った計10点の場面写真も解禁となった。
『蟻の王』は11月10日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMA、アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開。オリジナルポストカード3枚セット付前売券は 1,500 円(税込)で、ヒューマントラストシネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMA、メイジャー・ネット通販にて販売中。









蟻の王
2023年11月10日(金)ヒューマントラストシネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMA、アップリンク吉祥寺ほかにて公開
STORY
1960 年代、イタリア・ポー川南部の街ピアチェンツァに住む詩人で劇作家、蟻の生態研究者でもあるアルド(ルイジ・ロ・カーショ)は、教え子の若者エットレ(レオナルド・マルテーゼ)と恋に落ち、ローマに出て共に暮らし始める。しかしエットレの家族は二人を引き離し、アルドは“教唆罪”に問われ逮捕、エットレは同性愛の“治療”で電気ショックを受けさせられるため矯正施設に送られてしまう。世間の好奇の目に晒されながら裁判が始まり、新聞記者エンニオ(エリオ・ジェルマーノ)は熱心に取材を重ね、不寛容な社会に声を上げるのだが…。
監督・脚本:ジャンニ・アメリオ
脚本:エドアルド・ペティ、フェデリコ・ファバ 編集:シモーナ・パッジ 撮影:ルアン・アメリオ・ウイカイ 美術:マルタ・マッフッチ
出演:ルイジ・ロ・カーショ、エリオ・ジェルマーノ、レオナルド・マルテーゼ、サラ・セラヨッコ
2022 年/イタリア/イタリア語/ビスタ/カラー/Dolby Digital/140 分 映倫:G
原題:Il signore delle formiche 英題:Lord of the Ants 字幕翻訳:吉岡芳子
配給:ザジフィルムズ 後援:イタリア大使館、イタリア文化会館
© Kavac Srl / Ibc Movie/ Tender Stories/ (2022)




