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『レオン』のリュック・ベッソン監督が原点回帰を果たしたバイオレンス・アクション映画『DOGMAN ドッグマン』が2024年3月8日(金)より全国公開。このたび日本版予告が解禁された。
本作はリュック・ベッソンが実際の事件に着想を得て脚本・監督を務め、2023年のヨーロピアン・フィルム・マーケットでお披露目されるや、完成度の高さから世界中のバイヤーに大きな衝撃を与え、同年、第80回ヴェネツィア国際映画祭コンペティション部門での上映で「リュック・ベッソン監督、完全復活!」「ベッソンの最高傑作!」と大絶賛の嵐を巻き起こしたバイオレンス・アクション映画。主演には、2018年に『ゲット・アウト』、『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法』、『スリー・ビルボード』と、出演した3作品がアカデミー賞ノミネートの快挙を成し遂げた注目の若手演技派、ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ。本作では『ジョーカー』のホアキン・フェニックスと比較されるほどの圧倒的な演技力で“ドッグマン”を演じ切った。音楽にはベッソンの長編映画デビュー作『最後の闘い』(83)以降、ほとんどの作品を手掛けている盟友エリック・セラ。美術は『ジャンヌ・ダルク』(99)以降、数多くの作品でタッグを組んでいるユーグ・ティサンディエが務める。
このたび解禁された日本版予告は、「『レオン』の衝撃から30年」というテロップから始まり、ベッソンが送る新たな規格外のダークヒーロー「ドッグマン」とは何者なのかに迫る内容となっている。

「ドッグマンと話したい」と話しかけられると、タバコに火をつけゆっくりと振り向く傷だらけの女装した男。彼が本作の主人公にして謎に包まれた人物・ドッグマン。「子供時代の話は気が進まない?」と聞かれ、どうやら過去にトラウマとなるような経験があることが示唆される。子供時代の回想シーンでは、犬たちに寄り添う姿が確認できるが、その様子を窓越しに見ていた父親に「犬が好きか?」と迫られ、正直に「好き」と返すと威圧的な父親の逆鱗に触れ犬小屋に放り込まれてしまう。そこでは、犬たちの無償の愛が唯一の救いであったと語り、「人間よりも犬を愛してる」と彼は言うのだった。

大人になり、車いすの彼の周囲には自然に犬たちが集まり、「犬と私は通じ合ってる。私の言葉を理解できる」と犬たちとの信頼関係を築いているようだったが、そこへギャングが現れ「お前は悪魔だ!地獄に送り返してやる」とドッグマンに尋常ではない怒りと恐怖を抱いている様子がうかがえる。武装したギャング一味を壁越しにショットガンで仕留め、犬が襲い掛かるシーンも切り取られるが予告冒頭の傷だらけの様子や、警察に発見される犬たちなどただ事ではない模様。

社会に見放され、愛を欲した青年。彼はなぜ“ドッグマン”と呼ばれる存在になったのか? 彼の「人は愛され守られたい。皆そう願って生きてるだけ」というセリフの真意も気になるところ。エディット・ピアフかのように劇場の舞台に立つ様子も切り取られ、規格外のダークヒーローの誕生とキャラクターの奥深さに引き込まれる予告となっている。
『DOGMAN ドッグマン』は2024年3月8日(金) 新宿バルト9ほか全国公開。
DOGMAN ドッグマン
2024年3月8日(金) 新宿バルト9ほか全国公開
STORY
ある夜、警察に止められた一台のトラック。運転席には負傷し、女装をした男。荷台には十数匹の犬。“ドッグマン”と呼ばれるその男は、半生を語り始めた―。犬小屋で育てられ暴力が全てだった少年時代。トラウマを抱えながらも、犬たちに救われ成長していく中で恋をし、世間に馴染もうとするが、人に裏切られ、苦しめられ、深く傷ついていく。犬たちの愛に何度も助けられてきた男は、絶望的な人生を受け入れ、生きていくため、犬たちと共に犯罪に手を染めてゆくが、“死刑執行人”と呼ばれるギャングに目を付けられる…。
脚本・監督:リュック・ベッソン 出演:ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ
2023年|フランス|カラー|シネマスコープ|5.1ch|114分|英語・スペイン語|PG12|日本語字幕:横井和子|原題:DOGMAN|配給:クロックワークス
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