「第96回アカデミー賞授賞式」WOWOWが独占生中継　番組案内役はジョン・カビラと宇垣美里に決定　二人からのコメントも

WOWOWでは、3月10日（日）（※現地時間）に開催される世界最高峰の映画の祭典「第96回アカデミー賞授賞式」を、アメリカ・ロサンゼルスのドルビー・シアターより独占生中継する。番組案内役はペアを組んで4年目になるジョン・カビラと宇垣美里が務めることが決定した。ノミネーション発表は1月23日（火）を予定している。

昨年の3月に開催された「第95回アカデミー賞授賞式」では、『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』が作品賞を含む最多7部門を受賞。同作品からは、ミシェル・ヨーが主演女優賞を、キー・ホイ・クァンが助演男優賞を、ダニエル・クワンらが監督賞を獲得し、アジア系の俳優やクリエイターの活躍が目立ち、白人の賞と言われることもあったアカデミー賞の変革を感じさせるものとなった。また、第一線から退いていたブレンダン・フレイザー（『ザ・ホエール』）の主演男優賞受賞や、俳優業から遠ざかっていたキー・ホイ・クァンの助演男優賞受賞など、“復活”がひとつのキーワードに。

日本人としては、短編集『私たちの声』の中で、杏が出演した短編『私の一週間』（呉美保監督）が歌曲賞にノミネートされ、杏が授賞式にも出席したことで話題になった。同作は受賞は逃したものの、ソフィア・カーソンによる主題歌”Applause” （作詞・作曲：ダイアン・ウォーレン）のパフォーマンスが披露された。

アカデミー賞は受賞結果はもちろんのこと、授賞式で披露されるパフォーマンスや、ステージの演出の数々も見どころ。司会のジミー・キンメルが、『トップガン マーヴェリック』の戦闘機から降下するという演出で、パラシュートを背負って天井からステージに降りて登場してスタート。オープニングでは、一昨年のウィル・スミスによるクリス・ロック殴打事件をジョークにして会場を沸かせた。

歌曲賞のパフォーマンスには、リアーナ（『ブラックパンサー／ワカンダ・フォーエバー』／“Lift Me Up”）が登場、第2子を妊娠中ながら、圧巻のパフォーマンスを披露。また、事前に出演が発表されていなかったレディー・ガガが授賞式当日朝に急遽出席・パフォーマンスすることが発表され、“シャンパンカーペット”には黒のドレスにしっかりとしたメイクした姿で登場したにも関わらず、ステージではTシャツにデニム、さらにはほぼノーメークの出で立ちで登場。シンプルなバンドセットで“Hold My Hand“（『トップガン マーヴェリック』）を歌い上げた。

さらに、日本でも大人気の映画、『RRR』の“Naatu Naatu”が歌曲賞を受賞し、パフォーマンスも披露された。なお、インド映画の歌曲賞受賞は初の快挙となった。

その時代を反映しながら、数々のドラマを生みだす「アカデミー賞授賞式」。今年のアカデミー賞ではどんなドラマが生まれるのか。「第96回アカデミー賞授賞式」はアメリカ・ロサンゼルスのドルビー・シアターにて3月10日（日）（※現地時間）に開催され、WOWOWでは3月11日（月）（※日本時間）に現地の様子を生中継する。

そしてWOWOWのスタジオでは、ジョン・カビラと宇垣美里が案内役を務める。4年目となるペアで全世界が注目するドラマティックな授賞式をナビゲートする。このたび以下のとおりコメントも到着した。

【ジョン・カビラ　コメント】（18回目の出演）

映画界最高峰のアワードshow！ 第96回アカデミー賞授賞式が迫ってきました。日本人にとってどう捉えれば良いのか、20世紀の転換点をえぐる問題作からポップ過ぎて「いいんです」！のジェンダー課題を軽やかに描く大ヒット作品まで多重ノミネート必須の話題作。そしてきっと日本のあの作品もラインナップ！宇垣美里さん＆ゲストの皆さんと丁々発止盛り上げます！さあ、賞の行方と一夜限りのパフォーマンスに釘付けです。忘れられないオスカー、ぜひご一緒に！

【宇垣美里　コメント】（4回目の出演）

今年もまた、世界一の映画の祭典を皆様と共に楽しむ栄誉に恵まれ、とても光栄に思います。昨年のアカデミー賞ではエブエブ旋風が巻き起こり、ひとりのアジア人として、とても誇らしく、胸がいっぱいになりました。依然として世界に戦争は存在し続け、震災や事故など心痛む出来事が相次いでいます。そんな時だからこそ、アカデミー賞は華やかなパフォーマンスと共に、私たちが目指すべき新しい社会のあり方を示すための映画を選んでくれると信じています。その瞬間をぜひ、生中継で、一緒に見届けましょう。