アカデミー賞俳優のニコラス・ケイジがトリュフハンターを演じる新作映画『Pig(原題)』の予告編が解禁された。

これまで様々なキャラクターを演じてきたニコラス・ケイジが、2021年7月16日全米公開の新作『Pig』ではオレゴンの大自然の中で隠遁生活を送るトリュフハンターに。相棒の豚を誘拐されたケイジ演じるロブが、トリュフのセールスマン(アレックス・ウルフ)の協力を得て、愛しい豚の救出に挑む。
このたび『パラサイト 半地下の家族』『燃ゆる女の肖像』などで注目の配給会社NEONより解禁された予告編は、相棒の豚と深い森の中でトリュフを探すシーンから始まり、終始シリアスかつダークなトーンで進行。途中には料理人だった過去をうかがわせる描写も見られる。物悲しいピアノの旋律と、髭も髪も伸び放題のニコラス・ケイジの思いつめた表情が印象的だ。
2019年9月から撮影されていた本作。ロブに協力するトリュフセールスマンを演じた『へレディタリー/継承』『ジュマンジ/ネクスト・レベル』などで知られる若手俳優アレックス・ウルフは、昨年2月にVarietyのポッドキャスト番組にてニコラス・ケイジとの関係を「親友」と表現。「映画を製作し始めた時は、僕たちが人生において似たような個人的なことを経験した時で、すぐに意気投合したんだ。数日おきに話しているし、一日中メールをしている。僕たちは親友になったんだ」と語っていた。
予告編にはウルフ演じるセールスマンも登場。スクリーン外でも仲を深めた2人のコンビネーションにも注目しよう。
Embed from Getty Imagesニコラス・ケイジとアレックス・ウルフ
本作は、TVシリーズを中心に手掛けてきたマイケル・サーノスキーの長編映画監督デビュー作。脚本もサーノスキーが手がける。2021年7月16日全米公開。
多作なケイジの日本公開待機作は現在、廃れた遊園地の人形と死闘を繰り広げる『ウィリーズ・ワンダーランド』(「カリコレ2021」で上映)と、園子温監督のハリウッドデビュー作『プリズナーズ・オブ・ゴーストランド』(2021年公開予定)の二作。新作でもまた一筋縄ではいかない強烈な姿を見せてくれそうだ。
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