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1978年製作のテレンス・マリック監督作品『天国の日々』が4Kとなってスクリーンで鮮やかに蘇り、『天国の日々 4K』として4月4日(金)より全国公開。このたび、“最も美しい映画の一つ”といわれる本作の真髄を味わえる本編映像と“マジックアワー”にまつわる解説コメントが解禁された。

「物語の心情に寄り添う光へのこだわりが十分に感じられる作品です」

このたび解禁されたのは、映画音楽の名匠エンニオ・モリコーネが手掛けた幽玄な音楽と共に、絵画のような美しい映像が次々と画面を駆け巡る贅沢な本編映像。撮影監督のネストール・アルメンドロスは、ヨハネス・フェルメールやエドワード・ホッパーからインスピレーションを受け、本作の雰囲気を作り上げている。また、本編の大半を占める夕暮れ時のシーンは、“マジックアワー”と呼ばれる1日にわずか20分しかない日没間近の時間帯で撮影するという極めて異例の方法で行われ、撮影スタッフとアルメンドロスは対立が絶えなかったという。この類を見ない徹底したやり方で、本作の映像世界を確立させ、アルメンドロスは第51回アカデミー賞 撮影賞を受賞した。

今や映画音楽界の名だたるマエストロとして不動の地位を確立させたモリコーネは、生涯にわたってアカデミー賞に計6回ノミネート。そのキャリアの中で、最初にノミネートされたのが本作である。

前述の“マジックアワー”について、気象予報士、防災士の佐々木恭子より解説コメントが寄せられた。「物語の心情に寄り添う光へのこだわりが十分に感じられる作品です」と本作を絶賛。

さらに、写真家の吉村和敏からは、マジックアワーでの撮影の困難さについて言及したコメントが到着。「『天国の日々』は、物語以上に、映像そのものが語る力を持っている。マジックアワーの色彩の輝きや雰囲気を巧みに伝える映像美を目にするだけでも、本作を観る価値は十分にあるだろう」と、『天国の日々』がもたらす映像の価値について触れた。全文は以下のとおり。

コメント

■佐々木恭子(気象予報士、防災士、合同会社てんコロ.)
昼と夜の狭間に見られる空の光は、淡い金色から紫、群青と短い時間で変化していきます。中でも、日の出直前と日の入り直後の、特に美しいグラデーションの空に出会えるのがマジックアワーです。マジックアワーの光はとても柔らかいため、この時間の自然光での撮影となると、当時の技術ではまさにその20分間程度が勝負だったのだろうということを窺い知ることができます。物語の心情に寄り添う光へのこだわりが十分に感じられる作品です。

■吉村和敏(写真家)
『天国の日々』は、その映像美で観る者を圧倒する。特に、マジックアワーの時間帯に撮影されたシーンは、息をのむほど美しい。空はオレンジや紫の仄かな光を宿し、麦畑は柔らかな風に揺れ、その場の空気や匂いまでも感じられるようだ。
しかし、マジックアワーの撮影は決して容易ではない。
照度が極端に低いため、明るい空に露出が引っ張られ、地上の対象物はすべてシルエットになってしまう。そんな厳しい条件の中で、露出を巧みにコントロールし、淡い自然光を最大限に活かしながら、麦畑や人物のディテールを緻密に描き出している点は、見事としか言いようがない。撮影技術の高さも、この映画の大きな魅力の一つになっている。「眠ると夢の中で麦畑が話しかけてきた」という少女の言葉は、映像が持つ魔法を象徴しているのかもしれない。
『天国の日々』は、物語以上に、映像そのものが語る力を持っている。マジックアワーの色彩の輝きや雰囲気を巧みに伝える映像美を目にするだけでも、本作を観る価値は十分にあるだろう。

作品情報

天国の日々 4K
2025年4月4日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開

監督・脚本:テレンス・マリック 製作:バート・シュナイダー ハロルド・シュナイダー 撮影:ネストール・アルメンドロス ハスケル・ウェクスラー 
美術:ジャック・フィクス 音楽:エンニオ・モリコーネ 出演:リチャード・ギア ブルック・アダムス リンダ・マンズ サム・シェパード ロバート・J・ウィルク ステュアート・マーゴリン

1978年|94分|アメリカ|原題:Days of heaven|カラー|5.1ch|1.85:1 配給:アンプラグド

© 2025, 1978 BY PARAMOUNT PICTURES ALL RIGHTS RESERVED.

公式サイト unpfilm.com/heaven

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