釜山国際映画祭(2024)にて最優秀ドキュメンタリー賞を受賞、台北金馬映画祭(2024)、山形国際ドキュメンタリー映画祭(2025)でも上映された注目作『日泰食堂』(読み:にったいしょくどう)が5月30日(土)よりユーロスペースほか全国順次公開されることが決定した。あわせてキービジュアル、監督メッセージが解禁された。

香港島から南西に船で30分ほど行ったところにある、小さな島・長洲。漁村としても知られる、のどかなこの島にある食堂には連日、島で暮らす人びとが行き交い賑わっている。島民たちは集まれば、ビールを片手にトランプやマージャンに興じる。しかし、社会の変化、市民の熱気は、香港島から離れた周縁の島にも伝わり、食堂に集う常連客たちも無関心ではいられない。テレビをじっとみつめる店主。懸命に情報を追う若者たち。それぞれの立場、それぞれの距離感で時代のうねりを受け止めていく。やがて世界を覆ったパンデミックは、この小さな食堂にも大きな影響をもたらしていく――。

監督は、本作が初の長編ドキュメンタリー作品となるフランキー・シン。生まれ育った長洲の中で、自身も通い詰めていた「日泰食堂」。家族のように接していた人びとが時代の変化とどのように向き合い、日々の営みを重ねてきたのかを丁寧に記録した。変わりゆくものと変わらずそこにありつづけるもの。やわらかな記憶と確かな生活の時間が積み重なっていく。2024年度釜山国際映画祭では最優秀ドキュメンタリー賞を受賞した、あらゆる世代のまなざしが折り重なるこの映画が、日本公開を迎える。

解禁されたキービジュアルは、香港の離島「長洲」にある小さな食堂に集まる人々を通して変わりゆく世界を見つめた本作の「日泰食堂」をやわらかなタッチで描き、そこに流れる穏やかな時間が感じられるものとなっている。また日本公開に向けて、フランキー・シン監督からメッセージが到着した。メッセージは以下のとおり。

冼澔楊(フランキー・シン)監督メッセージ
この作品は私の初長編ドキュメンタリー作品です。舞台は生まれ故郷の小さな島、長洲にある素朴な食堂。血の繋がりはないけれど、長年の想いと絆で互いを支え合う「選んだ家族」の物語です。周囲の世界が変わりゆく中、彼らが共に築いたものを守ろうとする姿を描いています。このドキュメンタリーを通じて、それぞれの想いが伝わり、観る方にも長洲の小さな一片を胸に抱いていただければと願っています。
まとめ(注目ポイント)
- 映画『日泰食堂』5月30日(土)より公開決定釜山国際映画祭2024で最優秀ドキュメンタリー賞に輝いた注目作が、ユーロスペースほかで全国順次公開。
- 激動の香港社会と離島の食堂を見つめる記録香港島南西に位置する長洲島の小さな食堂を舞台に、社会の変化やパンデミック下で生きる人々の営みを描写。
- フランキー・シン監督の初長編ドキュメンタリー監督の故郷にある素朴な食堂を通して、血の繋がりを超えた「選んだ家族」の絆と穏やかな生活の時間を記録。
- キービジュアルおよび監督メッセージの解禁やわらかなタッチで描かれたポスター画像と、日本公開へ向けたフランキー・シン監督のメッセージが到着。
日泰食堂
2026年5月30日(土)よりユーロスペースほか全国順次公開
監督:冼澔楊(フランキー・シン)
撮影:冼澔楊(フランキー・シン)、鄧梓健(マイケル・タン)、ジェイソン・M、ヘンリー・レオン 編集:林怡初(リン・イーチュー) 整音:黃年永(エディ・ホアン)
音楽:孫國棟(スン・グオドン) 製作:陳璽文(ステファノ・チェンティーニ)、邱屏瑜(チュウ・ピンユー)、任硯聰(ピーター・ヤム)、グザヴィエ・ロシェ
原題:日泰小食 英題:Another Home 提供:飛望影像有限公司
日本語字幕制作:株式会社アウラ
【台湾・香港・フランス|2024年|カラー|83分】
写真:太秦提供
配給:太秦
公式サイト nittai-shokudo.com



