これまで数々の作品でマッツ・ミケルセンとタッグを組んできたアナス・トマス・イェンセン監督による最新作で、“北欧の至宝”ことマッツの新境地が開かれる『さよなら、僕の英雄』が2026年6月19日(金)より全国公開。このたび、監督インタビュー&メイキングスチール2点が解禁された。

これまで、全ての監督作品にマッツ・ミケルセンを起用し続けてきたアナス・トマス・イェンセン監督。今回、待望の6作品目となる『さよなら、僕の英雄』について、キャスティングや現場の様子を語った日本に向けた特別インタビューが到着した。
アナス・トマス・イェンセン監督 インタビュー

マッツ・ミケルセンやニコライ・リー・コスをはじめ、これまで何度もタッグを組んでいるキャストが多く登場します。脚本を書く前から配役は考えていたのですか?
マッツ、ニコライだけは当て書きをしました。そのほかのキャストは脚本を書いてから、配役を進めています。兄弟の実家で民泊を営んでいるマグレーデ役など、大掛かりなオーディションを検討していた人物もいましたが、考え直してソフィー・グローベールに声をかけたんです。新たに発見したキャストといえば、自分をポール・マッカートニーとジョージ・ハリスンだと思い込んでいるハムダン役のカルド・ラザーディです。
撮影中の印象的なエピソードを教えてください。
マッツ演じるマンフレルが自暴自棄になるところです。60歳にもかかわらず、ほとんどのスタントを自分でやると言い、小さな窓から飛び出すシーンもスタントコーディネーターに「さすがに本人だと難しいかも」と言われていたのに挑戦していました。さすがダンサー!数センチ狂っていたら肩が外れるほどの非常に狭い窓から見事に飛び出していましたね。そういったシーンはどれも面白すぎて、ずっと忘れられません。
現場はどのような雰囲気で進んでいきましたか?
めちゃくちゃ楽しかったです。今回の作品に関しては、みんなでサマーキャンプに行って、寝食を共にして撮影する、みたいな時間でした。ただ、撮影時のルールが変わって、一作目は53日間の撮影期間を設けられたのが、今は30日間でアップしなければならないんです。以前よりも時間がタイトなのと、撮影クルーの規模も大きくなっていたので効率よく撮影することが求められたので、集中力を高めて向き合いました。コメディとしていいものを作るには真剣に向き合う必要があるので、その点はみんなで努力しました。
他者とのコミュニケーションが生む新しい視点といったものがこれまでの作品でも描かれてきました。監督ご自身もそういったコミュニケーションを普段から大切にしているのでしょうか?
一番大切なことだと思っています。子どもたちにも毎日伝えているのですが、自分と意見が違う人や自分が好ましいと思っていない人、価値観が受け入れられない人と対話することが重要です。いつも世界の問題は、それぞれのグループに縛られてしまい外部の人々とコミュニケーションを取らなくなっていることから始まるんです。人類はコミュニケーションをとることができるからこそ、これまで生存してこられたんだと思いますし、政治だけでなく普段の生活からやるべきことだと思っています。
日本の観客にメッセージをお願いします。
この作品はアイデンティティや、自分が何者であるかということを描いています。なので、誰が観ても何か感じてもらうことができるはずです。ぜひ劇場でご覧ください。
まとめ(注目ポイント)
- 監督インタビュー解禁 アナス・トマス・イェンセン監督が『さよなら、僕の英雄』の制作秘話を語る特別インタビュー公開。
- マッツ&ニコライは当て書き 脚本執筆段階からマッツ・ミケルセンとニコライ・リー・コスの起用を想定していたことを明かした。
- 危険スタントの裏側 マッツが狭い窓から飛び出すシーンに自ら挑戦した撮影エピソードを披露。
- 作品テーマにも言及 価値観の異なる相手との対話やコミュニケーションの重要性について監督が語った。
- 6月19日公開 マッツ・ミケルセン主演『さよなら、僕の英雄』は6月19日より全国ロードショー。
さよなら、僕の英雄
2026年6月19日(金)より新宿ピカデリーほか全国ロードショー
STORY
強盗事件での服役を終えたアンカーは、事件の際に大金を預けた兄・マンフレルと15年ぶりに再会する。しかしマンフレルはその隠し場所を忘れ、さらには自身をジョン・レノンだと思い込んでいた……。生まれ育った田舎の実家を訪れたふたりは、森に埋められているはずの大金を掘り起こそうとするが、思わぬ珍客たちが現れ事態は混乱の一途をたどっていく。
主演:マッツ・ミケルセン ニコライ・リー・コス
監督・脚本:アナス・トマス・イェンセン
英題:The Last Viking 原題:Den sidste viking
提供:スターキャット 配給:スターキャットアルバトロス・フィルム
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