『アベンジャーズ』シリーズのロバート・ダウニー・Jr.がベトナム系アメリカ人作家ヴィエト・タン・ウェンのピューリッツァー賞受賞小説を基にしたHBOのドラマシリーズ『The Sympathizer(原題)』に出演することが決定した。A24が製作を務め、『オールド・ボーイ』のパク・チャヌクがメガホンを取る。米Deadlineが報じている。

ロバート・ダウニーJr.「まさに私が渇望していた挑戦」
作品の基になった同名小説は、ベトナム戦争末期、アメリカに亡命した北ベトナム軍のスパイの苦悩を描いたスパイ・スリラー。主人公は、サイゴン陥落から難民キャンプ、ロサンゼルスでの生活、ベトナム戦争映画のコンサルタントとしての仕事、ベトナムへの帰還とその後の投獄などを経験していく。主演はこれからのキャスティングになるという。
ダウニー・Jr.にとっては2020年の『ドクター・ドリトル』以来のプロジェクト。シリーズ作品に出演するのはアイアンマン/トニー・スタークを演じた『アベンジャーズ』シリーズ以来となる。この作品では、政治家やCIAエージェント、ハリウッドの映画監督など複数の脇役を演じることになるようだ。
ダウニー・Jr.は「まさに私が渇望していた挑戦であり、視聴者の皆様に素晴らしい体験をお届けできると信じています」とコメントを発表している。