社会現象的ヒット作のフランス・リメイク版『キャメラを止めるな!』(7月15日公開)の公開を記念し、オリジナル版『カメラを止めるな!』の公開4周年にあたる本日6月23日(木)に一夜限りの 『カメ止め!』 と 『キャメ止め!』 コラボイベントが開催され、オリジナル版の上田慎一郎監督とキャストたちが聖地「池袋シネマ・ロサ」に再結集した。
2018 年、監督もキャストも当時はまだ無名にもかかわらず、熱狂的な口コミが日本列島を駆け巡り、観客動員数220万人・興行収入31億円を突破し、社会現象を巻き起こした『カメラを止めるな!』。海外でも大ブームとなった『カメ止め!』を、第 84 回アカデミー賞®で作品賞をはじめ全 5 部門を制した『アーティスト』のミシェル・アザナヴィシウス監督がリメイクした『キャメラを止めるな!』がいよいよ日本上陸。
この日のイベントでは 『キャメラを止めるな!』 の特別上映会と舞台挨拶を実施。オリジナル版の上田慎一郎監督と、オリジナル版とフランス版の両作に同役で出演した竹原芳子をはじめ、 『カメ止め!』 のオリジナルキャストたちが聖地「池袋シネマ・ロサ」に再結集し、一足先に『キャメラを止めるな!』を鑑賞しての感想や、『カメ止め!』の未だ続く快進撃を受けての気持ちなどをたっぷり語った。
会場には公式 SNS で募集したファンが来場。『カメ止め!』オリジナル T シャツ等のグッズを着用する姿も多く見かけられた。劇場入口では、『カメ止め!』上田慎一郎監督、竹原芳子、濱津隆之、真魚、しゅはまはるみ、長屋和彰、細井学、市原洋、秋山ゆずきらが観客を出迎え、竹原芳子は検温、上田監督は消毒液を担当し、濱津隆之らキャストは声がけをするなど、熱気に包まれる中で『キャメラを止めるな!』の上映がはじまった。
上映後は、まずは上田監督がひとりで登壇し、「ボンジュール!!」という陽気な挨拶でスタート。「ちょうど 4 年前に『カメラを止めるな!』の初日に立ったこのシネマ・ロサの舞台に、(以降)まさかまさかの連続があって、今日リメイク作品のお披露目でまたこの場に立つことになるとは夢にも思わなかった」と、出世作『カメ止め!』の初日舞台挨拶から今日にいたるまでの日々に思いを馳せ、その後は、『カメ止め!』公開時の舞台挨拶と同様に、上田監督が MC をつとめ、キャストに話をふる形で進行。
濱津隆之ら、オリジナル版のキャストの大半が『キャメラを止めるな!』を鑑賞済みだったこともあり、それぞれが自身が演じた役をフランスの名優が演じることや、役柄のちょっとした違いについてトーク。誰もが自分の役がちゃんと残っていたことへの喜びを語り、オリジナルの役からの変化を楽しんでいた。
リメイク版にも出演した竹原芳子は、とにかく「今日みんなに久しぶりに会えたことが嬉しかった」と語り、全身からその喜びが溢れ「『カメラを止めるな!』をみなさんが応援してくれたから海をこえることができました。フランスで(またも)無茶振りしてきました。ありがとうございました」と感謝の言葉を何度も繰り返した。
実際の撮影現場についても「楽しかった。ボンジュール、メルシーボークーだけでずっと過ごしたけどなんとかなった」と竹原芳子らしさ全開で、撮影中のエピソードとして、現場での食事がお弁当であることが多い日本と比べて、前菜~デザートまであるコース料理が毎回用意されていたことなどを報告した。
さらに、『キャメラを止めるな!』では、台本になかったセリフを竹原が勝手にねじ込んだ、という驚愕のエピソードが明かされた。なんと、オリジナル版での竹原の有名なセリフ「アツアツやで!」を、フランスの現場で勝手に入れた、というもので、「(日本語を誰も分からないから)気付かれなかった!」という。
懐かしい『カメ止め!』チームの結束力を見せた本日のイベントは、オリジナル版から、変わったところも、変わらなかったところも、それぞれを楽しんだ様子が伺える温かいイベントとなった。
なおトークのラストで、『キャメラを止めるな!』副題募集プロジェクトが発表された。これは『キャメラを止めるな!』に副題を考え、採用されると、世界に1枚の副題入り特製ポスターと、楽しいキャメ止めセットが賞品として送られる、というもの。上田監督からすぐにいくつかアイディアが出るなど、こちらも盛り上がりそうだ。
最後は、吹替版の監修も務めた上田監督が「短い時間でしたがありがとうございました。キャメ止めを初めてみた方ですのでぜひ感想などをSNS で発信してください。祭りはまだまだ続きます。吹替版もめちゃくちゃ楽しいので、あの名言がこう変わるのか!といった点にも注目して、ぜひお楽しみください」、竹原が「絶対にまた映画館にお越しください。吹替版を字幕版、両方見て『カメラを止めるな!』も予習復習して、 この夏またアツアツに、『キャメラを止めるな!』をよろしくお願いします」と挨拶してイベントは終了した。
『キャメラを止めるな!』は7月15日(金) TOHOシネマズ シャンテ ほか全国ロードショー。
キャメラを止めるな!
2022年7月15日(金) TOHOシネマズ シャンテ ほか全国ロードショー
STORY
「山奥の廃墟でゾンビ映画の撮影が進められていたが、俳優たちの下手な演技にキレた監督が、本物のゾンビを召喚してクルーを襲わせ、超リアルな映像をモノにする!」という日本で大ヒットした映画のリメイクを 30 分間生放送、カメラ 1 台でワンカット撮影するよう依頼されたのは、フランスの監督。現場には、監督志望だが純粋すぎて空気の読めない彼の娘と、熱くなると現実とフィクションの区別がつかない妻も加わり大混乱! 問題ばかりの製作チームは、全く話のかみ合わない日本人プロデューサーとのバトルを乗り越え、ラストシーンまで完走できるのか? フランスでも映画を愛する者の誓いはひとつ! 何があっても、カメラは止めない!
監督・脚本:ミシェル・アザナヴィシウス 音楽:アレクサンドル・デスプラ 衣装:ヴィルジニー・モンテル
出演:ロマン・デュリス、ベレニス・ベジョ、グレゴリー・ガドゥボワ、フィネガン・オールドフィールド、マチルダ・ルッツ、竹原芳子
提供:ギャガ、ENBU ゼミナール 配給:ギャガ シネスコ/5.1ch デジタル/112 分/字幕翻訳:松崎広幸
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