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ライトハウス』『ウィッチ』で知られる“A24が生んだ鬼才”ロバート・エガース監督&豪華キャスト競演で贈るアクション大作『ノースマン 導かれし復讐者』(2023年1月公開)のジャパンプレミア上映が第35回東京国際映画祭にて10月26日(水)に行われ、上映後に開催されたトークショーでは、ゲストとして映画ジャーナリスト・宇野維正が登壇。ロバート・エガース監督のキャリアを振り返りながら本作の魅力をたっぷり語り尽くした。

「ラストの解釈が、悲劇なのでは?と感じる方もいると思いますがハッピーエンドですよね」

本作は、A24発の鬼才ロバート・エガース監督による北欧を舞台に繰り広げられるヴァイキングの壮大な物語であり、監督にとって初のアクション大作。キャストには超豪華な顔ぶれが並び、『ライトハウス』のウィレム・デフォー、『ウィッチ』のアニャ・テイラー=ジョイとの再会だけではなく、主演にスウェーデン出身のアレクサンダー・スカルスガルドを迎え、ニコール・キッドマン、クレス・バング、イーサン・ホーク、さらにはビョークというスペシャルな競演が実現した。一人の男の復讐の旅路を、アレクサンダー・スカルスガルドの豪快なアクションと、ロバート・エガース監督ならではの圧倒的な映像美で魅せる、この冬、体感すべき「没入感 MAX」のリベンジ・アクション・エンターテインメントだ。

公開に先駆けて第35回東京国際映画祭にて本作のジャパンプレミア上映が行われ、SNSでは「傑作!」「凄まじかった」「公開されたらまた行く」「ロバート・エガース監督やはり信頼できる」など、一足早くに鑑賞した映画ファンより、絶賛の声が多数投稿され続けている。

上映後に開催されたトークショーでは、ゲストとして映画ジャーナリスト・宇野維正が登壇。2017年の『ウィッチ』公開時、「試写会で先に見させていただいていることもありますが」としながら、「すごい監督が出てきた」と、ロバート・エガース監督について日本語圏で恐らく一番に騒いでいたと自負する宇野。

まずは『ノースマン 導かれし復讐者』鑑賞後の感想について、最初に見たときは「正直面食らった」と話す。「力のある作品であるのは誰にでも伝わる映画である」としながら「見終わって、『良かった』という人も『これまでの作品とずいぶん違うぞ』と感じる方もいると思います」と会場の鑑賞後の心情を予想。『マイティ・ソー』などでおなじみの北欧神話をモチーフに、さらに加えてシェイクスピアの要素が脚本のベースになっていると解説する。肝心の“面食らった”という演出については、「顔の寄りとカメラ目線がめちゃくちゃ多い。1作目『ウィッチ』、2作目『ライトハウス』とは明らかに違う。役者が観客に向かって見栄を張る演出がすごく多いんです。移動シーンなどはしっかり描かれているけど、セリフのある室内になると基本真ん中にキャラクターを持ってくる。このやり方は演劇的な印象になるんです。前作、前々作を見れば一目瞭然、古典映画に対する造詣の深い監督だとわかるので、それがあえて本作のベースにシェイクスピアがある一つの理由なんでしょう。そこに1回目はびっくりしましたが、2回見て、これはすごい作品だと感じた」と話した。

3本の長編で現代劇を一度も撮影していないロバート・エガース監督。宇野はエガース監督作の時代と場所に注目し、「『ウィッチ』が17世紀のニューイングランド、『ライトハウス』が19世紀のニューイングランドでした。だんだん現代に近づいて来たなと思ったら今回は9世紀のアイスランド」であるとして、「なぜ現代を舞台にしないのか?」について、以下の監督の言葉を借りて解説した。「自分たちがどこから来たのかを見つめることで、自分たちは何なのか?どこへ行こうとしているのか?を探求したい。今の世の中には色々な事柄がたくさんあるけれど、気にならない。SFであったりとか時代劇というのは現代劇ではできない形で高いところに達することができる。もちろん現代劇でできる人はいるだろうが僕にはできない」(ロバート・エガース監督)

続けて宇野はこのように語る。「もしかしたらSFの可能性もあるかもしれないですけど、監督は今後も現代劇を撮ることはあまり考えていないというか。そもそも『ウィッチ』の次作に吸血鬼の映画「ノスフェラトゥ」を撮りたいと言っていて、その企画はまだ残っている。吸血鬼映画だからと言って懐古的だったりノスタルジックであるわけではなく、過去を見つめることで今の自分たちがどこに行こうとしているのかがわかるということなんだと思います。あくまでも舞台は過去ですけど、視点は現在なんですよね」と、監督のコメントと描きたいものを結びつけて解説した。

また、宇野は本作のその他の注目ポイントとして、A24の『LAMB/ラム』の脚本家、『ダンサー・イン・ザ・ダーク』にも携わっているショーンの存在を挙げた。「本作には歌手のビョークが出演しているが、『ダンサー・イン・ザ・ダーク』に出演しラース・フォン・トリアーと仕事したことをキャリアの上で後悔していると表明している。そのビョークが久々に出演したのはアイスランド同胞ショーンの存在が大きかったのでは?」と指摘。また、ショーンが脚本を手掛けたアリ・アッバシ監督の新作が「ハムレット」であると紹介し、「『ノースマン 導かれし復讐者』のシェイクスピア風味はショーンの影響も結構あるのでは?と想像ができる」と話した。

注目ポイントの二つ目として挙げたのは豪華俳優陣。「ロバート・エガース監督のもとにアレクサンダー・スカルスガルドをはじめ豪華俳優陣が集まったことは、監督の信頼度の高さが伺える」とした。中でも注目は『ラストナイト・イン・ソーホー』などにも出演しているアニャ・テイラー=ジョイ。「エガース監督の『ウィッチ』が事実上のアニャのデビュー作。最近の注目作には間違いなく出演しており、今後一か月でも『アムステルダム』『ザ・メニュー』が公開する。彼女のキャリアを最初に築いたのがロバート・エガースであることはとても重要だ」と解説。また、少し前から女優の顔ぶれが変わってきているとし、「アニャ・テイラー=ジョイ、フローレンス・ピュージョディ・カマーの三人の時代が到来している」と話した。

また、この映画がA24のような規模の大きくはないスタジオではなく、ユニバーサル・スタジオ製作であることも重要だとし「ロバート・エガース監督はこの作風でメジャースタジオでしっかりヒットをさせる。豪華役者陣の顔ぶれが集まることから信頼度の高さも伺えるんです。そして監督に自由を与え、メジャースタジオであるユニバーサルがこの内容でよく許しましたよね」と驚いた様子。

最後に「北欧神話をベースにした映画ですが、この作品はとても奴隷が多く描かれている。ここまで克明に描くのは現代ならではだなと思います。またラストの解釈ですが、悲劇なのでは?と感じる方もいると思いますがハッピーエンドですよね」とラストの解釈に関して言及しトークショーは終了した。その理由は、来年1月の劇場公開で確かめてみよう。

『ノースマン 導かれし復讐者』は2023年1月よりTOHOシネマズ シャンテ、渋谷シネクイントほか全国公開。

作品情報

ノースマン 導かれし復讐者
2023年1月よりTOHOシネマズ シャンテ、渋谷シネクイントほか全国公開

STORY
若き王子アムレート(アレクサンダー・スカルスガルド)は、父であり国王オーヴァンディル(イーサン・ホーク)を叔父フィヨルニル(クレス・バング)に殺害され、母であるグートルン王妃(ニコール・キッドマン)も誘拐された。アムレートは、父の復讐と母の救出を誓い、たった一人ボートで島を脱出する。数年後、怒りに燃えるアムレートは、東ヨーロッパ各地で略奪を繰り返す獰猛なヴァイキング戦士の一員となっていた。ある日、預言者(ビョーク)と出会い己の運命と使命を思い出す。奴隷に変装したアムレートは、親しくなった白樺の森のオルガ(アニャ・テイラー=ジョイ)たちと共にフィヨルニルが経営している農場があるアイスランドを目指すー。

監督:ロバート・エガース『ライトハウス』『ウィッチ』 脚本:ロバート・エガース、ショーン『LAMB/ラム』
出演:アレクサンダー・スカルスガルド『ゴジラ vs コング』『ターザン:REBORN』、ニコール・キッドマン『スキャンダル』『ある少年の告白』、クレス・バング『ザ・スクエア 思いやりの領域』、アニャ・テイラー=ジョイ『ラストナイト・イン・ソーホー』『ウィッチ』、イーサン・ホーク『ブラック・フォン』、ビョーク、ウィレム・デフォー『ラストハウス』

2022 年/アメリカ/カラー/ビスタ/英語・古ノルド語/原題:The Northman/137 分/PG12/字幕翻訳:松浦美奈

配給:パルコ ユニバーサル映画

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公式サイト northman-movie.jp

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