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一度乗ったら最後、あらゆるトラブルが待ち受け、途中下車不可能な状況に陥ってしまうという、ハラハラドキドキの展開が魅力の「ノンストップ乗り物映画」。乗り物の中から逃げ出せないという状況が生み出す緊張感や、限られた空間だからこそ生まれる乗客同士の濃密な人間関係が、映画をさらに面白くする。コルソン・ベイカー主演の新作『ワイルド・ロード』(12月2日公開)をはじめ、そんな「乗り物映画」の必見作5本をご紹介。

『ワイルド・ロード』

ワイルド・ロード 2022年12月2日(金)公開

ラッパーのマシン・ガン・ケリーことコルソン・ベイカーと、名優ケヴィン・ベーコンが共演し、『エクスペンダブルズ2』『トゥームレイダー』のプロデューサーが放つ、絶体絶命ノンストップ・アクション。

組織から金とコカインを盗んだフレディ(コルソン・ベイカー)は、腹部に銃弾を受けながらも命からがら逃げ出し長距離バスに乗り込む。冷酷無比な女ボスのヴィックは、裏切りを絶対に許さない。フレディと共謀した仲間たちは、次々と捕まり殺されていく。しかし、フレディには何としても逃げ切らなければいけない理由があった。それは、ひとり娘のリリーのためだった。犯罪を繰り返し、父親らしいことは何もできなかった。この金は、せめてものリリーへの償いだった。ヴィックの追手が迫る中、出血多量で意識が朦朧としていく。さらに、車内には怪しい行動を取る乗客もいる。フレディは、藁にもすがる思いで疎遠になっていた父親(ケヴィン・ベーコン)に助けを求めるが―。

ブレット・トレイン(2022)

伊坂幸太郎の大ベストセラー小説「マリアビートル」を、主演ブラッド・ピットをはじめとする豪華キャストと『デッドプール2』のデヴィッド・リーチ監督がハリウッド映画化したミステリー・アクション超大作。「東京発・京都行」の超高速列車に乗り込んだ、世界で最も運の悪い殺し屋レディバグ(ブラッド・ピット)の人生最悪な120分間を描く。

謎の女性から電話越しにブリーフケースを奪うよう指令を受けた、世界で最も運の悪い殺し屋レディバグ。気合たっぷりに「東京発・京都行」の超高速列車に乗り込むが、それは彼にとって人生最悪な旅の始まりだった。次々と乗りこんでくる殺し屋たちが、全く身に覚えのないレディバグに襲い掛かる。簡単な指令を果たしてすぐ降りるだけの任務のはずだったのに…。

スピード(1994)

キアヌ・リーブス&サンドラ・ブロック共演のノンストップ・アクション決定版。アカデミー賞では音響効果編集と音響賞の2部門を受賞し、1997年に続編が誕生するほどの大ヒットに。監督は『トゥームレイダー2』のヤン・デ・ボン。

高層ビルのエレベーターに爆弾が仕掛けられた乗客閉じ込め事故で、SWAT隊員のジャック(キアヌ・リーヴス)は乗客の救助に無事成功したが、あと一息のところで犯人(デニス・ホッパー)を逃す。数日後、逃げた犯人からジャックのもとに、時速80㎞を下回ると爆発する仕掛けの爆弾を路線バスに仕掛けたと電話があり、犯人の復讐が始まる。ジャックは標的となったバスに飛び移って乗り込むが、車内のトラブルで運転手が負傷。代わりにスピード違反で免停中のアニー(サンドラ・ブロック)が運転を任されることに。80㎞以上のスピードで走り続けながら、次々と襲い掛かる問題に立ち向かうジャックたちだったが、ついに判明した犯人は意外な人物だった―。

スノーピアサー(2013)

『殺人の追憶』『グエムル-漢江の怪物-』などの鬼才ポン・ジュノ監督が、最後の人類を乗せた列車「スノーピアサー」を舞台に描く近未来SFエンターテインメント。監督にとって初めての英語作品で、キャストにはクリス・エヴァンス、ソン・ガンホ、ティルダ・スウィントンら国際色豊かな豪華な顔ぶれが集結。

深刻化する地球温暖化を防ぐため、79カ国にCW-7と呼ばれる人工冷却物質が撒かれた結果、氷河期に突入した地球。1年かけて地球一周する列車「スノーピアサー」に乗車した人だけが生き残っていた。列車の中では階層分けされており、すべてを支配する富裕層は前方車両で贅沢な暮らしを送る一方、貧困層が暮らす後方車両では厳しい生活を強いられていた。貧困階級のカーティス(クリス・エヴァンス)は理不尽な支配に立ち向かうべく仲間と共に反乱を企て、拘束されていたエンジニアのミンス(ソン・ガンホ)を解放し、先頭車両を目指して戦いを挑むが、そこには思いもよらない罠が仕掛けられていた…。

新感染 ファイナル・エクスプレス(2016)

密室と化したソウル発プサン行きの高速鉄道の中でゾンビパニックが巻き起こる韓国発のサバイバルアクション。新鋭ヨン・サンホが監督を務め、『トガニ 幼き瞳の告発』のコン・ユ、『悪人伝』のマ・ドンソクらが出演。続編として『新感染半島 ファイナル・ステージ』も公開された。

ソウルでファンドマネージャーをしているソ・ソグ(コン・ユ)は、娘のスアンが誕生日に母に会いたいという願いを叶えるため、別居中の妻のもとに娘を届けるべく、ソウル発釜山行きの高速鉄道KTXに乗り込んだ。直前にはソウル駅周辺で不審な騒ぎが起きており、発車直前にも異様な様子で車内に駆け込み倒れ込む女がいた。介抱しようとした乗務員が女に襲われゾンビのように狂暴化し、次々に周囲の乗客を襲い、車内は狂暴化した人間たちがひしめく地獄と化していく…。感染者の性質に気付いたソグは、感染者を中間の車両に隔離することに成功。しかし、その車両を挟んで娘と離ればなれになってしまったソグは、娘を守るため感染者のうごめく車両を突破しようとする―。

作品情報

ワイルド・ロード
2022年12月2日(金)より、全国ロードショー

出演:コルソン・ベイカー「プロジェクト・パワー」、ストーム・リード『透明人間』、ドレア・ド・マッテオ「ザ・ソプラノズ/哀愁のマフィア」、トラヴィス・フィメル『ウォークラフト』、ケヴィン・ベーコン『ブラック・スキャンダル』
監督:アンドリュー・ベアード/脚本:ベン・コンウェイ/撮影:トビア・センピ/編集:ジョン・ウォルターズ

2022年/アメリカ映画/英語/97分/ビスタ/5.1ch/字幕:江﨑仁美/映倫PG12
原題:One Way/提供:ニューセレクト/配給:アルバトロス・フィルム

© 2022 INSPIRED CREATIONS FILM, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

公式サイト wild-road.jp

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