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第98回アカデミー賞®︎国際長編映画賞の台湾代表作品に選出、さらには同賞の国際長編映画部門にショートリスト入りを果たした『左利きの少女』が全国公開中。このたび、日本での大ヒットを記念して主人公・イージンが悪魔の手と祖父から言われた“左手”にまつわる貴重な本編映像が解禁された。

今回解禁された本編映像では、祖父から「左手を使うな、左手は悪魔の手だ!」と強く叱責されたイージンが、その悪魔の左手で盗みを繰り返していたことが発覚、店主から姉のイーアンに一報が入るという何ともショッキングなシーンから始まる。イージンの子供ながらに母親や家族を想う気持ちが盗みにまで膨らんでしまったという点が観る者の心を締め付ける。

妹のイージンに「悪魔の手」のいきさつを聞いたイーアンは祖父母の家へと向かう。「左手は悪魔の手だろ。使わないようにちゃんとしつけろ!」と言い放つ祖父に対して、「左利きは普通。悪魔の手なんかないって言って」と強く求めるイーアン。そしてイージンに「悪魔の手なんか存在しない、これはあんたの手なの」と言って聞かせる場面は、この物語の本質に迫るシーンだ。

ツォウ・シーチン監督の実体験から着想を得たとされる本作だが、古いしきたりに翻弄される現代人の側に立って物語を構成している。「無意識の習慣の中には間違っていることも多い。今回は、そうした偏りが今の時代にはそぐわなくなってきていることを描きたかった。今は誰しもが働きに出て、女性も、母親たちもお金を稼ぐ。自分自身の伝統を築いていくべきだと思う」とシーチン監督が語るように、他者の痛みを理解し、多様性や時代の変化に対応することが重要なのだと気付かせてくれる重要な一場面。イージンの思わぬ行動に我々大人たちもハッとさせられたことだろう。

忙しない日々の暮らしの中で、子供たちから与えられる大切な気づき。5歳の少女と彼女を取り巻く多世代家族の面々にはどんな結末が待ち受けるのだろうか。全編を通して監督が描きたかった要素が、これらシーンに凝縮されていると言っても過言ではない、貴重な本編映像だ。

「左づかいは悪魔の子」と祖父に叱られたイージンと、罪を胸に秘めた多世代家族を活写する、驚きと感動に満ちた『左利きの少女』はヒューマントラストシネマ有楽町ほか絶賛上映中。

まとめ(注目ポイント)

  • 『左利きの少女』全国公開中2026年8月14日より全国公開中。第98回アカデミー賞®国際長編映画賞台湾代表作品。
  • “悪魔の左手”をめぐる本編映像祖父から左手を使うなと叱責された5歳のイージンをめぐる家族の葛藤を描写。
  • 盗みへと向かった少女の思い母親や家族を想う気持ちから盗みを繰り返していたイージンの行動が発覚。
  • 姉が祖父の価値観に向き合う「左利きは普通。悪魔の手なんかない」と訴えるイーアンの姿が物語の核心へ迫る。
  • 監督が描く多世代家族の物語古いしきたりと現代的な価値観の間で揺れる家族の姿を通して時代の変化を描く。
作品情報

左利きの少女
2026年8月14日(金)ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国ロードショー

STORY
台北、夜市・麺屋台。5歳のイージン(ニーナ・イエ)は、借金を背負ったシングル・マザーのシューフェン(ジャネル・ツァイ)とハイティーンの姉イーアン(マー・シーユエン)と共に生活を立て直すべく田舎町から舞い戻る。ある日、昔気質の祖父に利き手である左手を“悪魔の手”とそしられ、罪悪感を抱きはじめたイージン。その悪魔の手は図らずも、家族それぞれがひた隠しにする《罪》をあぶり出していく――。

監督:ツォウ・シーチン 
脚本:ツォウ・シーチン、ショーン・ベイカー 
製作/編集:ショーン・ベイカー 
出演:ニーナ・イエ、マー・シーユエン、ジャネル・ツァイ

2025年/台・仏・米・英/中国語/5.1ch/スコープ/108分/英題:LEFT-HANDED GIRL/日本語字幕:神部明世 
提供:スターキャット 配給:スターキャットアルバトロス・フィルム
映倫区分:G

©2025 LEFT-HANDED GIRL FILM PRODUCTION COMPANY LIMITED. ALL RIGHTS RESERVED.

公式サイト https://cinema.starcat.co.jp/left-handed-girl/

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