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2017年に発売された台湾の同名大ヒットホラー・ゲームの映画化で、台湾人が忘れてはならない40年にも及んだ負の歴史を正面から描き、第56回金馬奨で主要12部門にノミネート、最優秀新人監督賞を含む最多5部門受賞の快挙を成し遂げた映画『返校 言葉が消えた日』が7月30日(金)公開。このたび本編の初解禁シーンを含む、ゲーム「返校 -Detention-」とのコラボ映像が解禁された。

ゲーム「返校 -Detention-」の世界に映画『返校 言葉が消えた日』の映像が溶け合う

本作は大ヒットとなったホラー・ゲームを元に、迫害事件の謎解きと、青春を奪われた若者たちの切ないドラマが交錯するダーク・ミステリー。その深いメッセージ性が昨年1月の台湾総統選挙にも影響を与えたと言われ、メディアやSNSで大騒動を巻き起こした。

このたび解禁となったのは、ゲーム「返校 -Detention-」の世界に映画『返校 言葉が消えた日』の映像が溶け合い、ゲームの世界に入り込んだかのような錯覚を覚えるコラボ映像。

ジョン・スー監督が「メランコリックで美しいストーリーに強く心を動かされた」という世界で大ヒットしたゲームの印象的なシーンの合間に、ワン・ジンが演じたファン・レイシンが放課後の教室で目を覚ますシーン、そして、学校から外に出ようとしたファンと男子学生のウェイが目にした、学校と外界を遮断する想像を絶する濁流の映像など初解禁となる本編映像が差し込まれている。

「私の役割は、原作のゲームをより広い観客へ伝えるための通訳のようなもの」

映画の製作過程では「製作チームのほぼ全員が原作ゲームに情熱を注いでおり、ゲームをプレイした後に感じた感情を再現するため懸命に取り組みました」と明かした監督。

ゲームと映画が何故ヒットしたのか、については「いずれも台湾人に真っ正直に語りかけてきたからであり、台湾人が経験したあの衝撃的な時代について直接語ってくれる映画を、実は私たちはずっと待っていたからではないか、と感じています」と「歴史の教科書に短い文章が載っていただけ」という白色テロについて語った。

「私たちがいま手にしている自由は、自然にもたらされたものではないということです。それは、より良い未来と引き換えに自分自身を犠牲にした多くの夢想家たちの苦難の上で得られたものなのです。私の役割は、原作のゲームをより広い観客へ伝えるための通訳のようなものであり、また願わくば、現在私たちが当たり前のように思っている自由を大切にしなければならない、ということを人々に想起させられるものであれば、と思っています」と公開に向けての思いを明かしている。

また本作の公開を記念して、ゲーム「返校 -Detention-」が7月23日(金・祝)よりセール開始。詳細は以下の通り。

Switch 7月23日(金・祝)0時から、定価1296円の40%オフで777円
https://store-jp.nintendo.com/list/software/70010000006621.html

Steam 7月23日(金・祝)午前2時開始(予定)定価1180円の50%オフで590円
https://store.steampowered.com/app/555220/Detention/?l=japanese

作品情報

返校 言葉が消えた日
2021年7月30日(金)TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー

【ストーリー】
1962年、蒋介石率いる国民党の独裁政権下の台湾では、市民に相互監視と密告が強制されていた。翠華高校に通う女子高生のファン・レイシン(ワン・ジン)が放課後の教室で眠りから目を覚ますと、何故か学校には誰もいなくなっていた。校内を一人さ迷うファンは、政府から禁じられた本を読む読書会メンバーで、秘かに彼女を慕う男子学生のウェイ・ジョンティンと出会い、協力して学校からの脱出を試みるが、どうしても外に出ることができない。消えた同級生や先生を探す二人は悪夢のような恐怖が迫るなか、学校で起こった政府による暴力的な迫害事件と、その原因を作った密告者の哀しい真相に近づいていくー。 

■監督:ジョン・スー ■出演:ワン・ジン、ツォン・ジンファ、フー・モンボー、チョイ・シーワン、チュウ・ホンジャン
■原題:返校/2019年/台湾/カラー/103分  R-15+

■配給:ツイン

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公式HP:henko-movie.com

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