『ゲーム・オブ・スローンズ』のキット・ハリントンが、 マーベル映画『エターナルズ』 の撮影がほとんどロケだったことに驚いたことを明かした。MCUの映画はCGや特殊効果が満載なので、撮影前にはシーンのほとんどをスタジオで撮影すると思っていたという。

キット・ハリントン
"Kit Harington" by Gage Skidmore is licensed under CC BY-SA 2.0
「クロエ(監督)は、自分の撮影方法をマーベルの世界に持ち込んだんです」

『エターナルズ』はアベンジャーズを継ぐ、新たな最強チームの活躍を描くマーベル・スタジオ最新作。アカデミー賞®受賞のクロエ・ジャオ監督がメガホンを取り、ジェンマ・チャン、リチャード・マッデン、アンジェリーナ・ジョリーといった豪華キャストが共演を果たした。ハリントンは、エターナルズのメンバーであるセルシ(ジェンマ・チャン)と交際している人間の男を演じている。

「The Playlist」のインタビューの中で、ハリントンは今回の撮影と自身の代表作の一つ『ゲーム・オブ・スローンズ』を比較しつつ、クロエ・ジャオ監督に賞賛の言葉を送った。

「『ゲーム・オブ・スローンズ』の面白さは、場所を選ばないところにありました。私たちは、サウンドステージ(映画撮影用の防音スタジオ)ではないところでたくさん撮影しました。マーベル映画のような作品ではずっとサウンドステージにいると思っていましたが、『エターナルズ』はすべてロケ地で撮影しました。これは本当に素晴らしいことで、それがクロエのやり方でした。クロエは、自分の撮影方法をマーベルの世界に持ち込んだんです。それがこの映画の特徴でもあります。本当に新鮮なリアリズムで撮影されていると思います」

『ノマドランド』では路上に暮らす車上生活者たち(ノマド)の生活をドキュメンタリー映画のようなリアリズムをもって描き、アカデミー賞監督賞に輝いたクロエ・ジャオ監督。アメコミを原作にした超大作にあっても、そのスタイルにブレはなかったようだ。

『エターナルズ』は11月5日(金)公開。

 

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