トム・ホランド主演の新感覚SFエンターテインメント『カオス・ウォーキング』より、10月30日=初恋の日にちなんだ新たな本編映像が解禁された。トム・ホランドがデイジー・リドリーとのキスを妄想するという「初恋」の初々しさあふれる映像だ。

本作はガーディアン賞、カーネギー賞など、数々の名立たる文学賞を制するパトリック・ネスの傑作SF小説を大ヒットメーカーのダグ・リーマン監督が映画化した新感覚のSF映画。西暦2257年のニュー・ワールドを舞台に、二人の男女の逃避行を描く。キャストには『スパイダーマン』シリーズのトム・ホランド、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』でスターダムを駆け上がったデイジー・リドリー、21世紀を代表する名優マッツ・ミケルセンと豪華キャストが集結した。
本日10月30日は作家・島崎藤村が詩『初恋』を発表したことにちなんで制定された『初恋の日』。それにちなんで解禁された本編映像は、地球からやってきたヴァイオラ(デイジー・リドリー)に想いを寄せているトッド(トム・ホランド)の胸キュンシーン。
地球からニュー・ワールドにやってきたヴァイオラは自らの生い立ちと、ニュー・ワールドにやってきた理由をトッドに告白する。雨のそぼ降る雨宿りの中で二人きり。心を開いたヴァイオラの姿にトッドは愛しさを募らせる。
ヴァイオラはトッドに対して心の鎧を脱ぎ捨てたかのように「両親は死んだの。新世界を見ることなく病気で。私は約束したの。よりよい暮らしを見つけると」と胸の内を明かす。その背景と心境に共鳴したトッドは「孤独だ。僕と同じ」と“ノイズ”で反応。この世界では、男たちは頭の中の考えや心の中の想いが、「ノイズ」としてさらけ出されてしまうのだ。
悲しくも美しいヴァイオラの横顔に見惚れてしまうトッド。ヴァイオラはおもむろにトッドの瞳をのぞき込み、ごく自然な流れでトッドの唇に情熱的なキスをする。トッドにとっては、初恋のファーストキスだ。
ところが「なにしてるの?」と一喝する声。目の前にあるのはキスを迫ったヴァイオラの顔ではなく、ヴァイオラの怪訝な表情だった。それもそのはず、あの情熱的なキスは現実の出来事ではなく、トッドの妄想から生まれた“ノイズ”の仕業であったのだ。
突然の事態にビックリ仰天のトッドは「ごめん、今のは…」と大混乱&赤っ恥ながらも自分を落ち着かせようと必死に自己紹介文を脳内再生。しかしパニックになりすぎてそれも“ノイズ”によってヴァイオラに丸聞こえ。トッドは「どうしたのかな、ええっと…。行くよ!」と愛犬のマンチーとそそくさと退散するのだが、尾を引くように響き渡るのは「僕はトッド・ヒューイット」という自己紹介“ノイズ”の声であった…。トムホのチャーミングな魅力があふれる、甘酸っぱさの詰まった名シーンとなっている。
『カオス・ウォーキング』は11月12日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほかにて公開。
カオス・ウォーキング
2021年11月12日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほかにて公開
<STORY>西暦2257年、〈ニュー・ワールド〉。そこは、汚染した地球を旅立った人類がたどり着いた〈新天地〉のはずだった。だが、男たちは頭の中の考えや心の中の想いが、〈ノイズ〉としてさらけ出されるようになり、女は死に絶えてしまう。この星で生まれ、最も若い青年であるトッドは、一度も女性を見たことがない。ある時、地球からやって来た宇宙船が墜落し、トッドはたった一人の生存者となったヴァイオラと出会い、ひと目で恋におちる。ヴァイオラを捕えて利用しようとする首長のプレンティスから、彼女を守ると決意するトッド。二人の逃避行の先々で、この星の驚愕の秘密が明らかになっていく──。
<出演> トム・ホランド デイジー・リドリー
マッツ・ミケルセン デミアン・ビチル シンシア・エリヴォ ニック・ジョナス デヴィッド・オイェロウォ
<原作> 『心のナイフ』〈混沌(ルビ:カオス)の叫び1〉パトリック・ネス著 金原瑞人 樋渡正人訳(東京創元社)
<脚本>パトリック・ネス&クリストファー・フォード
<監督> ダグ・リーマン
【原題】CHAOS WALKING/2021年/アメリカ・カナダ・香港/英語/109分/ドルビーデジタル/カラー/スコープ/G/字幕翻訳:大西公子
配給:キノフィルムズ 提供:木下グループ
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