自分自身がアート作品となった男の数奇な運命を描く映画『皮膚を売った男』が本日11月12日(金)=「イイヒフの日」に待望の公開を迎えたのを記念して、アート作品となった男の背中に刻まれた「VISA」タトゥーの誕生を描いた本編映像が解禁された。

生きる世界が180度変わったサムが迎える想像を超える結末とは

本作『皮膚を売った男』は昨年のヴェネツィア国際映画祭オリゾンティ部門で男優賞を受賞し、東京国際映画祭にも正式出品、さらに第93回アカデミー賞国際長編映画賞にノミネートされた話題作。背中にタトゥーをし、自分自身が“アート作品”となった男を待ち受ける数奇な運命を描く。監督を務めるのは、過去にも「Beauty and the Dogs」(17)でカンヌ国際映画祭「ある視点」音響賞を受賞し、アカデミー国際長編映画賞のチュニジア代表に選ばれたことがある実力派、カウテール・ベン・ハニア。

本日からの公開を記念して解禁されたのは、男の背中にタトゥーが刻まれ、アート作品が誕生する瞬間を描いた本編映像。

荘厳なオペラにのせてタトゥーインクがグラスへと注がれている今まさに、悪魔の契約によって、男がアート作品に化けようとしている。緊張の面持ちでそっと目を閉じ腰をおろすサム。唾をゴクリと飲み込む姿からも彼の緊張がひしひしと伝わってくる。

タトゥーマシーンを手に取り、真剣な目でサムの背中にインクを彫っていく芸術家のジェフリー。紫、緑、青といった様々な色のインクが刻み込まれていく中サムの眉間にはしわが寄る。背中に走る痛みに加え、人間からアート作品として生まれ変わる心の痛みが感じ取れる。

こうして幻想的な背中「アート作品」へと変身を遂げ、サムは「VISA」を手に入れるのだった―。生きる世界が180度変わったサムが迎える想像を超える結末を劇場で見届けよう。

『皮膚を売った男』は本日11月12日(金)よりBunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国公開中。

作品情報

皮膚を売った男
2021年11月12日(金)  Bunkamuraル・シネマ ヒューマントラストシネマ有楽町 ほか全国公開

監督:カウテール・ベン・ハニア(「Beauty and the Dogs(Aala Kaf Ifrit)」(17)第91回アカデミー賞国際長編映画賞チュニジア代表)
キャスト:ヤヤ・マヘイニ、ディア・リアン、ケーン・デ・ボーウ、モニカ・ベルッチ、ヴィム・デルボア
2020年/104分/チュニジア・フランス・ベルギー・スウェーデン・ドイツ・カタール・サウジアラビア/アラビア語、英語、フランス語
The Man Who Sold His Skin(英題)
L'Homme Qui Avait Vendu Sa Peau(仏題)

配給:クロックワークス

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