2010年の映画『ソーシャル・ネットワーク』の脚本家アーロン・ソーキンが同作の続編が実現する可能性について語った。Facebookの最近の出来事を『ソーシャル・ネットワーク』続編として語れる可能性があると考えているようだ。

Raffi Asdourian, CC BY 2.0 https://creativecommons.org/licenses/by/2.0, via Wikimedia Commons
『ソーシャル・ネットワーク』は世界最大のSNS「Facebook」誕生の物語を、「Facebook」を立ち上げたマーク・ザッカーバーグを主人公に描く作品。『ファイト・クラブ』のデヴィッド・フィンチャーが監督し、ジェシー・アイゼンバーグ、アンドリュー・ガーフィールドらが出演した。第83回アカデミー賞では作品賞、監督賞、アイゼンバーグの主演男優賞を含む8部門にノミネート。脚本家のアーロン・ソーキンは脚色賞を受賞した。
かつてソーキンは『ソーシャル・ネットワーク』の続編を作りたいと明かしたことがあるが、 デヴィッド・フィンチャーが監督することを条件の一つとして挙げていた。「The Hollywood Reporter」のインタビューで、「今も 『ソーシャル・ネットワーク』の続編を作りたいか?」と問われたソーキンは次のように語った。
「私は素晴らしい監督と仕事をしたいと思っていますし、フィンチャーはそのリストの一番上にいます。ここでニュースにしたいわけではありませんが、ここ数年、Facebookで起こっていることは、非常に語りがいのある話だと思いますし、『ソーシャル・ネットワーク』の続編として語る方法もあると思います」
近年、 独禁法訴訟や内部告発など様々なスキャンダルに揺れている「Facebook」。この10月には社名が「メタ」に変更され、イメージの刷新を図っているが、それらの動きは『ソーシャル・ネットワーク』の続編の題材に十分になる可能性を秘めたものだ。デヴィッド・フィンチャー監督の考えやスケジュール次第で、ビッグプロジェクトが一気に動き始めるかもしれない。