ホラーとしては異例の2022年の第94回アカデミー賞国際⻑編映画部⾨ハンガリー代表作に選定された『POST MORTEM(原題)』が邦題『ポスト・モーテム 遺体写真家トーマス』として2022年1⽉7⽇から開催の「未体験ゾーンの映画たち2022」にてヒューマントラストシネマ渋⾕(2⽉4⽇(⾦)より公開) シネ・リーブル梅⽥(2⽉より開催予定)にて公開されることが決定した。

「遺体写真家」が訪れたのは死者が悪霊となって棲みつく呪われた村だった

第88回アカデミー賞国際⻑編部⾨で外国語映画賞を受賞した『サウルの息⼦』をはじめ、『ニーチェの⾺』『⼼と体と』『この世界に残されて』などの良作を送り出してきたハンガリーのアカデミー賞国際⻑編映画部⾨代表作。2022年に開催となる第94回の代表作には、各国の映画賞で注⽬を集める異例の「ホラー映画」が選出された。

世界の映画祭でも24部⾨受賞43部⾨ノミネート(2021 年 11 ⽉時点)、映画批評サイト「ロッテントマト」でも⽀持率 100 点(2021年11⽉19⽇時点)となっており、世界中の批評家・映画ファンからも注⽬を集めている。

作品の舞台は、第⼀次世界⼤戦後のハンガリー。死者と遺族の最後の写真を撮る事を仕事にしている「遺体写真家」のトーマスが、⻑期にわたる戦争とスペイン⾵邪により⼤量の犠牲者が出たとある村に訪れるのだが、その村は死者が悪霊となって棲みつく呪われた村だった。トーマスは村に住む少⼥アナと協⼒しながら霊を写真に写す事でその秘密を明らかにしていくが、悪霊は2⼈に容赦なく襲いかかる。果たしてトーマスとアナは、真実を明らかにし悪霊に打ち勝つことが出来るのか?

監督は、ハンガリー史上初の国際エミー賞にノミネートされた TV シリーズ『Trezor』の監督を務めたピーター・ベルゲンディ。⼦供の頃からホラー映画が好きだった彼が、ハンガリーの歴史と密接に関わるホラー映画を作りたいとの構想のもと、第⼀次世界⼤戦直後のスペイン⾵邪の⼤流⾏の際に犠牲となった「歴史的な痛みを伴う」幽霊をモチーフにストーリーを紡ぎあげた。美術セットや⼩物にも、そんな時代背景を表現するこだわりのアンティークが使⽤されている。

また主⼈公の職業となっている「遺体写真(ポストモーテムフォトグラフィー)」は歴史上実際に⾏われていた経緯もあり、特にヴィクトリア朝時代には⾃然に庶⺠の間で⾏われていた。歴史的な背景と異⾊の設定を持つ新しいホラーに注⽬だ。

作品情報

ポスト・モーテム 遺体写真家トーマス
2022年2⽉4⽇(⾦) 「未体験ゾーンの映画たち 2022」にて公開

<STORY>
第⼀次世界⼤戦後のハンガリー。死者と遺族の最後の写真を撮る事を仕事にしている「遺体写真家」のトーマスが、⻑期にわたる戦争とスペイン⾵邪により⼤量の犠牲者が出たとある村に訪れるのだが、その村は死者が悪霊となって棲みつく呪われた村だった。トーマスは村に住む少⼥アナと協⼒しながら霊を写真に写す事でその秘密を明らかにしていくが、悪霊は2⼈に容赦なく襲いかかる。果たしてトーマスとアナは、真実を明らかにし悪霊に打ち勝つことが出来るのか︖

監督:ピーター・ベルゲンディ
出演:ヴィクトル・クレム、 フルジナ・ハイス、 ガブリエラ・ハモリ、 ユディット・シェル

2020 年/116 分/ハンガリー/ハンガリー語/カラー/シネマスコープ/5.1ch/字幕翻訳者︓船越智⼦/⾃主規制 G 相当/原題︓POST MORTEM

配給:プレシディオ

©SZUPERMODERN STÚDIÓ

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