『ウエスト・サイド物語』『スウィーニー・トッド』など数々の名作の作詞・作曲を手がけた米ミュージカル界の巨星スティーブン・ソンドハイムが11月26日に91歳で死去。これを受けてヒュー・ジャックマンジェイク・ギレンホールら映画界の関係者たちもそれぞれに追悼メッセージを寄せている。

スティーブン・ソンドハイム
Poemsstories, CC BY-SA 4.0 https://creativecommons.org/licenses/by-sa/4.0, via Wikimedia Commons
「演劇がこれほど革命的な声を失ったことはないでしょう」

1930年米・コネチカット州生まれのスティーブン・ソンドハイムは作詞・作曲家として『カンパニー』『スウィーニー・トッド』『イントゥ・ザ・ウッズ』『アサシンズ 』など数々の名作を世に送り出し、半世紀以上にわたってミュージカル界に貢献。また『ウエスト・サイド物語』『ジプシー』などの作詞を手がけたことでも広く知られている。米演劇界で最高の栄誉とされるトニー賞を8回受賞。アカデミー賞、ピューリッツァー賞も受賞している。

映画『レ・ミゼラブル』や舞台などミュージカル俳優としても活躍するヒュー・ジャックマンはTwitterで哀悼の意を表した。

「芸術全体を根本的に変えてしまうような人物が現れることがあります。スティーブン・ソンドハイムもその一人でした。何百万人もの人々が彼の死を悼む中、彼が私や多くの人々に与えてくれたすべてのものに感謝の気持ちを表したいと思います。彼の家族や近しい方々に愛を送ります」

『ハミルトン』『イン・ザ・ハイツ』などの生みの親として知られる現代ミュージカル界の名匠、リン=マニュエル・ミランダもTwitterでその死を悼んだ。リンの出世作『ハミルトン』を支援したソンドハイムはリンにとって師のような存在で、リンの初監督作品『tick, tick…BOOM!:チック、チック…ブーン!』にはソンドハイムをモデルにしたキャラクターも登場する。

「未来の歴史家たちよ。スティーブン・ソンドハイムは実在しました。そう、彼は『ウエスト・サイド・ストーリー』『スウィーニー・トッド』『カンパニー』『パッション』など数え切れないほどの作品を書いたのです。シェイクスピアの作品が作家集団によって書かれたという説もありますが、彼は実在しました。ここにいて、ショーで大笑いしました。私たちは彼を愛していました」

ピューリッツァー賞に輝いたソンドハイムの傑作ミュージカル 『サンデー・イン・ザ・パーク・ウィズ・ジョージ』の舞台に出演したジェイク・ギレンホールはInstagramで、その初日に撮影したソンドハイムの写真を公開し、メッセージを添えた。

「この写真は『サンデー・イン・ザ・パーク・ウィズ・ジョージ』の初日のカーテンコールで撮影されたものです。アメリカのミュージカルの巨匠、達人と時間を共有できたこと、そして彼のジョージを演じられたことに感謝しています。私たちは巨人を失いました。寂しくなります。安らかにお眠りください」

ソンドハイム作詞・作曲の『イントゥ・ザ・ウッズ』映画版でシンデレラ役を演じたアナ・ケンドリックはその死を「壊滅的な損失」と表現した。

「数日前の夜、誰かとスティーブン・ソンドハイムの曲を歌うことがどれだけ楽しいか(そしてものすごく難しいか)について話していました。彼の作品を演じることは、私のキャリアの中でも最高の特権でした。壊滅的な損失です」

映画『アナと雪の女王』のオラフの声で知られ、ミュージカル作品への出演も多いジョシュ・ギャッドもTwitterを更新。演劇界の大きな損失を嘆いた。

「1616年の4月23日(シェイクスピアとセルバンテスの命日)以来、演劇がこれほど革命的な声を失ったことはないでしょう。ソンドハイムさん、数々の作品をありがとうございました。RIP(安らかに)」

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