「TRUE COLORS FILM FESTIVAL」と「東京大学UNiTe」の共同企画として映画『コーダあいのうた』特別試写開催

2021年12月11日

“多様性”に対する理解、知識、対話を深めるための映像作品を世界中から集めたオンライン映画祭「TRUE COLORS FILM FESTIVAL」とSDGs の世界実現を⽬指して活動する学⽣団体「東京大学 UNiTe」の共同企画として、映画『コーダあいのうた』の特別試写とトークが開催されることが決定した。

⽇本語バリアフリー字幕版の特別先⾏試写会や“多様性のある社会” ついてのトーク実施

国際障害者デーである12月3日（金）から12月12日（日）までの10日間にわたり、多様性にふれるオンライン映画祭「第2回TRUE COLORS FILM FESTIVAL（トゥルー・カラーズ・フィルム・フェスティバル）」が開催中。映画祭の特別企画として、SDGsの世界実現を目指して活動する学生団体・東京大学 UNiTe との共同企画が1月14日（金）に開催決定した。

ろう者の家族の中でコーダ（難聴者の親を持つ⼦供）として⽣まれ「歌うこと」を夢⾒た主⼈公の⼀家の愛と勇気を描いた、感動作『コーダあいのうた』(1/21 全国公開)より、主に聴覚障害者向けに⾳情報を付加した⽇本語字幕として制作された⽇本語バリアフリー字幕版の特別先⾏試写会や、本作で ASL（アメリカ⼿話）監督として参加、聴覚に障害があり、俳優でダンサー、教育者でもあるアレクサンドリア・ウェイルズへの学⽣による事前にインタビューした映像の公開のほか（予定）、スペシャルゲストとの“多様性のある社会” ついてのトーク実施など、全て学⽣が主体となって展開していく。

イベント概要

タイトル：TRUE COLORS FILM FESTIVAL X 東京⼤学 UNiTe 共同企画
『コーダあいのうた』特別試写とトーク
⽇時：2022 年 1 ⽉ 14 ⽇（⾦）18:00〜20:45 （上映 18:00〜、トーク 20:00~）
会場：スペース FS 汐留（東京都港区東新橋１丁⽬ 1-16） http://asumu.jp/spacefs.php

料⾦：無料（要申し込み）
申し込み⽅法：TRUE COLORS FILM FESTIVAL ホームページにて受付、申し込み多数の場合は抽選。締め切りは2022 年 1 ⽉ 6 ⽇（⽊）。
鑑賞サポート：⽇本語バリアフリー字幕（上映）、⼿話（トーク）、⾞椅⼦席、補助⽝対応

*ゲストについては調整中、後⽇発表予定です。
*新型コロナウィルスの感染状況等により、開催内容が変更になる可能性があります。詳細は随時 True Colors Festival 公式サイトにてお知らせします。

★『コーダあいのうた』
＜⽇本語バリアフリー字幕での上映＞※聴覚障害者向け、⾳情報を付加した字幕
2022 年 1 ⽉ 21 ⽇（⾦）TOHO シネマズ⽇⽐⾕ほか全国ロードショー
監督・脚本：シアン・ヘダー｜アメリカ｜2021 年｜112 分｜PG-12
配給：ギャガ GAGA★ © 2020 VENDOME PICTURES LLC, PATHE FILMS
サンダンス映画祭で最⾼賞・観客賞・監督賞・アンサンブルキャスト賞の 4 冠に輝き、映画祭史上最⾼額となる約 26億円で落札されたことでも話題。

★インタビュー（映像出演）：アレクサンドリア・ウェイルズ
聴覚に障害のある俳優でダンサー、教育者。映画『コーダあいのうた』には DASL として参加。
※DASL＝ASL マスターとも呼ばれ、演劇の経験が豊富で、ろう⽂化や歴史を理解している⼈物のこと。
映画作品の時代、地域、出演者の性別に応じて、どの⼿話が⼀番ふさわしいのかを決定したり、台詞にこめた意図や想いを⼿話で伝えるための翻訳・指導、漁業を家業とする⼀家の物語であるため、⿂の種類や地域の訛りについての ASLのリサーチ等を⾏った。

★トーク：川俣郁美（かわまたいくみ）
栃⽊県出⾝。3 歳の時に⾼熱でろうに。⽇本財団聴覚障害者海外留学奨学⾦事業でろう者のための総合⼤学、⽶ギャロデット⼤学に留学し、ソーシャルワークで学⼠号、国際開発で修⼠号を取得。2019 年に⽇本財団に⼊職。現在、Google との⼿話プロジェクト及び、アジア太平洋地域のろう者⽀援・⼿話⾔語普及事業のコーディネートを担当。