米「バラエティ」誌が2021年のドキュメンタリー映画ベスト20を発表した。現在日本でも公開中の話題作『世界で一番美しい少年』などが選出されている。20本には順位はつけられておらず、順不同でリストアップされている。

『世界で一番美しい少年』
© Mantaray Film AB, Sveriges Television AB, ZDF/ARTE, Jonas Gardell Produktion, 2021
白いトリュフの宿る森』は「最近の記憶では最高の犬映画」

すでに日本で劇場公開されている作品で選出されたのは『GUNDA/グンダ』『サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)』『世界で一番美しい少年』。

『世界で一番美しい少年』は巨匠ルキノ・ヴィスコンティ監督作『ベニスに死す』(71)で主人公を破滅に導く少年タジオを演じ、 “世界で一番美しい少年”と呼ばれたビョルン・アンドレセンの知られざる人生を描いたドキュメンタリー。「ポップカルチャーの歴史の一片を明らかにし、その後のアンドレセンがどうなったかを忘れがたく描いている」と評している。

また、今後日本で劇場公開が予定されている作品では『THE RESCUE 奇跡を起こした者たち』(2月11日公開)『白いトリュフの宿る森』(2月18日公開)『The Sparks Brothers(原題)』(2022年公開)などが選ばれている。

『白いトリュフの宿る森』は『君の名前で僕を呼んで』監督のルカ・グァダニーノが製作総指揮を務め、世界で最も希少で高価な食材「白トリュフ」を探し出す老人たちの静かな生活を追ったドキュメンタリー。「もっと冒険的なドキュメンタリーはあっても、この人間と犬の生活を楽しく垣間見る作品ほど愛らしいものはない」と絶賛し、「最近の記憶では最高の犬映画」とも評している。

米「バラエティ」誌が選んだベスト20は以下の通り。

米「バラエティ」誌が選んだ2021年のドキュメンタリー映画ベスト20

ザ・ビートルズ:Get Back

海洋探検家クストーの遺産

巨大製薬会社の陰謀/THE CRIME OF THE CENTURY

GUNDA/グンダ

世界で一番美しい少年

プロセッション -救済への行進-

THE RESCUE 奇跡を起こした者たち

サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)

白いトリュフの宿る森

ヴェルヴェット・アンダーグラウンド

Ascension(原題)

Attica(原題)

A Cop Movie(原題)

Listening to Kenny G(原題)

The Lost Leonardo(原題)

President(原題)

Roadrunner: A Film About Anthony Bourdain(原題)

The Sparks Brothers(原題)

Tina(原題)

Tiny Tim: King for a Day(原題)

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