フォレスト・ガンプ/一期一会』などの名優トム・ハンクスが、『ワールド・ウォー Z』『プーと大人になった僕』などのマーク・フォースター監督の新作に主演することが決定した。

トム・ハンクス
"tom hanks"作者: Zach Catanzareti Photo is licensed under CC BY 2.0
孤独な生活を送る定年退職者の主人公が隣人との思いがけない交流で生きる希望を取り戻していく

米「デッドライン」などの報道によれば、その新作のタイトルは『ア・マン・コールド・オーヴェ(原題)』(A Man Called Ove)。スウェーデン映画『幸せなひとりぼっち』のハリウッド・リメイク版だ。

『幸せなひとりぼっち』はフレドリック・バックマンの世界的ベストセラー小説を、2015年にハンネス・ホルム監督が映画化したもので、スウェーデンでは「国民の5人に1人が見た」といわれるほどの大ヒットを記録。米アカデミー賞でも外国語映画賞、メイクアップ&ヘアスタイリング賞の2部門にノミネートされるなど高い評価を受けた。

ハンクスが演じるのは、愛する妻に先立たれ、孤独な生活を送る定年退職者オーヴェ。気難しい性格で周囲とうまくいかず、生きる意味さえ見失っていた彼が、新しい隣人と思いがけない友情を築き、再び生きる希望を取り戻していくという物語だ。

脚色を務めるのは『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』『ネバーランド』で2度アカデミー賞にノミネートされたデヴィッド・マギー。フォースター監督とはその『ネバーランド』以来の再タッグとなる。

他のキャストは発表されていないが、ハンクスは妻のリタ・ウィルソンと共同でプロデューサーを務める。監督は「トムとリタと一緒に、これほどユーモアとハートにあふれた映画を作るのが待ち遠しい」と語っている。

製作は年内に開始される予定で、2023年の公開を視野に入れているという。

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