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先日発表された第94回アカデミー賞のノミネーションで10部門の候補に挙げられながら、監督賞部門でドゥニ・ヴィルヌーヴがまさかの落選をした『DUNE/デューン 砂の惑星』。これに対して出演者の一人であるジョシュ・ブローリンが不満を表明した。

ジョシュ・ブローリン
Siebbi, CC BY 3.0 https://creativecommons.org/licenses/by/3.0, via Wikimedia Commons
「10部門でノミネートされて、不可能を可能にした人がノミネートされないなんて」

ヴィルヌーヴ監督の落選は今年のアカデミー賞の最も大きなサプライズの一つ。『DUNE/デューン 砂の惑星』は、最多12ノミネートの『パワー・オブ・ザ・ドッグ』に続く合計10部門でのノミネートを果たしたため、その最大の功労者ともいえるヴィルヌーヴ監督がなぜ落選したのか、首をかしげる人は多い。

『DUNE/デューン』で主人公の剣術の師匠であるガーニイ・ハレック役で出演しているジョシュ・ブローリンもその一人。インスタグラムに投稿した動画の中で彼は「レジェンダリー・ピクチャーズとワーナー・ブラザース、『DUNE/デューン』でノミネートされたみんなにおめでとうと言いたい。編集、撮影、作曲、音響、脚本、ほとんど全部の部門だよ」と祝福したうえで、ヴィルヌーヴ監督を候補から外したアカデミー賞を痛烈に非難した。

「信じられないような、ほとんど気が遠くなるような、混乱した気持ちになっている。ドゥニ・ヴィルヌーヴが監督賞にノミネートされなかったことに対してはね。“えっ? 何だって?”ってなるようなことのひとつだよ。10部門でノミネートされて、あの(映像化不可能といわれていた)原作で不可能を可能にした人がノミネートされないなんてね。すごいと思いきや、完全に馬鹿げてるって気づかされるよ。信じられないほど才能豊かな人々が認められた、素晴らしい業績を祝福する。だって本当に、本当に馬鹿げたことなんだから。ハハハ」

ヴィルヌーヴが候補から外れた今年のアカデミー賞監督賞の候補には、スティーヴン・スピルバーグ(ウエスト・サイド・ストーリー)、ジェーン・カンピオン(パワー・オブ・ザ・ドッグ)、ポール・トーマス・アンダーソンリコリス・ピザ)、ケネス・ブラナーベルファスト)、濱口竜介(ドライブ・マイ・カー)の名前が挙がっている。

ヴィルヌーヴ監督はこれまで『メッセージ』で一度アカデミー賞監督賞の候補にのぼっているが受賞経験はなし。今回監督賞部門でのノミネートは逃したものの、『DUNE/デューン』では製作・脚本も手掛けており、作品賞・脚色賞の候補になっている。『DUNE/デューン』には続編も控えているため、こちらでアカデミー賞監督賞にノミネートされる可能性もありそうだ。『DUNE/デューン』続編は2023年10月に米公開予定。

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