傑作クラシック・ミュージカル映画全6作品を上映する特集上映「愛しのミュージカル映画たち」(2月25日公開)の30秒予告映像が解禁された。また映画・ミュージカル評論家の萩尾瞳による6作品のみどころ解説も到着した。

『紳士は金髪がお好き』
「モンローの“ダイヤモンドは女の子の一番の友達”は、知らない人がないほど有名なシーン」

往年の映画ファンには古き良き時代の思い出の作品を再びスクリーンで堪能する喜びを、これまで旧作に馴染みのなかった若い世代にはクラシック映画の素晴らしさを年2回の特集上映で届ける「テアトル・クラシックス」。第1弾は「ミュージカル映画」特集として『若草の頃』『イースター・パレード』『巴里のアメリカ人』『紳士は金髪がお好き』『上流社会』『ビクター/ビクトリア』という全6作品を一挙上映する。

今回公開された30秒予告映像は、『紳士は金髪がお好き』のマリリン・モンロー登場シーンから始まる。さらに各作品の場面写真が映し出され、それぞれの作品がどんな内容なのかが分かりやすく、コンパクトに伝わる予告映像となっている。

さらに映画・ミュージカル評論家の萩尾瞳による、各作品のみどころ解説も到着した。

萩尾瞳による各作品のみどころ解説

『若草の頃』
ほっこり、笑顔になるミュージカル。始まりは1903年夏。翌春までの美しい季節の移ろいを背景に、心なごむ家族ドラマが描かれる。主演ジュディ・ガーランドが歌う「トロリー・ソング」は、この後「虹の彼方に」と共に彼女が一生愛し歌い続ける名曲となった。

『若草の頃』

『イースター・パレード』
一度はミュージカルから引退を表明したフレッド・アステアが、思い直して復帰を決めた作品が、これ。アービング・バーリンの曲でジュディ・ガーランドと踊る魅力に抗えなかったから、だそう。主演二人はもちろんだが、脇を固めるアン・ミラーのダンスも必見。

『イースター・パレード』

『巴里のアメリカ人』
ガーシュウィンの名曲で紡ぐオシャレなラブ・ストーリー。ジーン・ケリーが魅せる17分のダンス・シーンには、ただ見惚れるのみ。このシーン、鮮やかな絵画タッチの背景も見ものだ。お相手のレスリー。キャロンはバレエダンサーで、これが映画デビューとなった。

『巴里のアメリカ人』

『紳士は金髪がお好き』
マリリン・モンロー初主演ミュージカル。彼女がゴージャスにセクシーに歌う「ダイヤモンドは女の子の一番の友達」は、知らない人がないほど有名なシーンだ。ブロンドのマリリンとブルネットのジェーン・ラッセルが、パリの街角で踊るシーンも粋で楽しい。

『紳士は金髪がお好き』

『上流社会』
エレガントなグレイス・ケリーが作品の大きな魅力。この主演を最後にケリーは引退、モナコ王妃になった。ビング・クロスビーと歌う「トゥルー・ラヴ」はとびきりロマンティック。フランク・シナトラ、ルイ・アームストロングなど、豪華なキャストが嬉しい。

『上流社会』

『ビクター/ビクトリア』
ミュージカルの女王といえばジュリー・アンドリュース。彼女のお茶目な魅力と素晴らしい歌声を堪能できるのが、この作品。生活のため女装歌手のふりをする役どころで、低音から高音まで自在な歌声を披露する。驚異の声を生かしたクライマックスが、愉しい。

『ビクター/ビクトリア』

テアトル・クラシックス ACT.1「愛しのミュージカル映画たち」は2月25日(金)よりシネ・リーブル池袋 ほか全国順次公開。

開催情報

テアトル・クラシックス ACT.1「愛しのミュージカル映画たち」
2022年2月25日(金)よりシネ・リーブル池袋 ほか全国順次公開

配給:東京テアトル

公式サイト www.theatres-classics.com

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