チャールズ・チャップリン、ハロルド・ロイドと並ぶ「世界の三大喜劇王」の一人、バスター・キートンの伝記映画を『フォードvsフェラーリ』『LOGAN/ローガン』などのジェームズ・マンゴールド監督が制作する。

バスター・キートン
"Buster Keaton" by twm1340 is licensed under CC BY-NC-SA 2.0
マンゴールドは伝記映画『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』で高い評価を獲得

米メディア「Deadline」の報道では、バスター・キートンの生涯を描くプロジェクトがマンゴールド監督によって進められていると関係者が明かしたという。マンゴールドが監督とプロデューサーを務める。マンゴールドは2023年公開予定の『インディ・ジョーンズ』第5弾の監督を務めているが、こちらの制作は佳境に入っている模様。

ジェームズ・マンゴールド監督
Dick Thomas Johnson from Tokyo, Japan, CC BY 2.0 https://creativecommons.org/licenses/by/2.0, via Wikimedia Commons

バスター・キートンは、無声映画のパイオニアであり、今に至るまで映画史上最高のコメディアンの一人と見なされている。アクションもコミカルな演技をするときも感情を顔に表さず、“偉大なるストーン・フェイス(無表情)”とも呼ばれ、『キートンの探偵学入門』『キートン将軍』などの多くの名作を残した。第32回アカデミー賞(1960年)でアカデミー名誉賞を受賞している。

アメリカの伝記作家・小説家マリオン・ミードによる伝記本『Buster Keaton: Cut To The Chase』が映画の下敷きになるという。伝記本ではキートンの幼少期の演技体験から映画の制作過程、アルコール依存症や結婚生活など波乱に満ちた私生活も綴られている。

マンゴールド監督は2005年にカントリー・ミュージシャンのジョニー・キャッシュの伝記映画『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』を手がけた。同作は主演のホアキン・フェニックスが主演男優賞にノミネートされ、リース・ウィザースプーンが初のアカデミー賞を獲得するなど高い評価を獲得し、マンゴールドは今回のプロジェクトに最適という声が上がっている。

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