米メディア「バラエティ」が2022年アカデミー賞授賞式直前の“最終予想”を発表　作品賞の本命は『コーダ あいのうた』

米メディア「バラエティ」が「アカデミー賞最終予想（Final Oscars Predictions）」として2022年アカデミー賞授賞式直前の最終予想を発表した。今年は主要部門のほとんどが混戦であるとしつつ、作品賞の本命には『コーダ あいのうた』を挙げた。第94回アカデミー賞授賞式は現地時間3月27日（日本時間3月28日）にロサンゼルスで行われる。

「バラエティ」予想では作品賞の最有力候補を3本に絞り、『コーダ あいのうた』『ベルファスト』『パワー・オブ・ザ・ドッグ』の中から、本命として『コーダ あいのうた』を挙げた。

これは先日の全米製作者組合賞（PGA）で『コーダ あいのうた』が最優秀作品賞を受賞したことを考慮した結果ということで、「作品賞を含むノミネートされた3部門すべてを獲得する可能性が十分にある」としている。『コーダ あいのうた』は作品賞のほか、脚色賞、助演男優賞 (トロイ・コッツァー)でもノミネートされている。

また主演男優賞では現在大本命とされている『ドリームプラン』のウィル・スミスの名前を挙げ、今年最も予想困難といわれる主演女優賞の本命に『パラレル・マザーズ（原題）』のペネロペ・クルスを、対抗に『タミー・フェイの瞳』のジェシカ・チャステインを挙げた。

国際長編映画賞は、4部門でノミネートされている日本の『ドライブ・マイ・カー』を本命に挙げながらも、ノルウェーの『わたしは最悪。』が逆転する可能性もあるとして対抗に挙げた。

主要部門の最終予想は以下の通り。

作品賞
本命　コーダ あいのうた
対抗　ベルファスト

監督賞
本命　ジェーン・カンピオン『パワー・オブ・ザ・ドッグ』
対抗　スティーヴン・スピルバーグ『ウエスト・サイド・ストーリー』

主演男優賞
本命　ウィル・スミス『ドリームプラン』
対抗　アンドリュー・ガーフィールド『tick,tick …BOOM!：チック、チック…ブーン！』

主演女優賞
本命　ペネロペ・クルス『パラレル・マザーズ（原題）』（Parallel Mother）
対抗　ジェシカ・チャステイン『タミー・フェイの瞳』

助演男優賞
本命　トロイ・コッツァー『コーダ あいのうた』
対抗　キアラン・ハインズ『ベルファスト』

助演女優賞
本命　アリアナ・デボーズ『ウエスト・サイド・ストーリー』
対抗　アーンジャニュー・エリス『ドリームプラン』

国際長編映画賞
本命　ドライブ・マイ・カー
対抗　わたしは最悪。