世界でもっとも有名な女性である、英国君主エリザベス2世初の長編ドキュメンタリー映画『エリザベス 女王陛下の微笑み』がいよいよ明日6月17日(金)より劇場公開。このたび、エリザベス女王の在位70周年の中で最大の危機ともいえる、ダイアナ元妃が事故で亡くなった際におきた王室への国民の怒り、そしてエリザベス女王による異例のスピーチシーンを映し出す本編映像が解禁された。

「これから女王として祖母として思うことを話します」

今年、在位70周年を迎えたエリザベス女王。イギリスでは6月2日から4日間にわたり英国君主として初の“プラチナジュビリー”が盛大に行われ、イギリス国民だけでなく世界中が祝福。エリザベス女王は「これほど多くの人々がプラチナジュビリーをお祝いしてくれたことに深く感動しました」 「全ての行事に出席できたわけではありませんが、私の心は皆さんと共にありました。今後も家族に支えられながら、全力で皆さんのために尽くしていきます」 というメッセージを発表した。

本作はそんなエリザベス女王初の長編ドキュメンタリー映画。『ノッティングヒルの恋人』(1999)などで知られるロジャー・ミッシェル監督が、エリザベス女王の類まれなる人生と旅路を、女王への深い愛と畏敬の念をもって、詩的に時にポップに描き出した。

1996年にチャールズ皇太子と離婚したダイアナ元妃が、不慮の事故で突然この世を去ったのが翌97年。このときエリザベス女王は家族と共にスコットランドに滞在中だったが、事故後は沈黙し特別な声明を出したり、半旗を掲げることがなく、それに対する国民の批判が高まった。

今回解禁された映像には、当時、ダイアナ元妃死去の悲しみに暮れ、集まる国民の「何も言わないのはひどい」「弔旗も揚げないなんて冷たすぎる。面汚しよ」「女王の気持ちが分からない」とかなり強い口調で批判する声が収められている。

その状況にチャールズ皇太子や当時のブレア首相の説得を受け入れて、女王はロンドンへ帰還。喪服姿のエリザベス女王がバッキンガム宮殿前に現れ、「どうやら女王陛下が車を降りて話をされるようです。珍しいですね。ほとんど前例がないと思います」と報道されたように、門の前で追悼の花束を捧げるために並んでいる人々に近づき、女王自らその花束を直接受け取る様子が映し出される。

そしてエリザベス女王は異例ともいえるスピーチを行い、「これから女王として祖母として思うことを話します。まずダイアナに心からの敬意を。彼女は才能あふれる人でした」とビデオを通し国民に語りかけた。女王が、毎年恒例のクリスマスイブのメッセージ以外で国民へスピーチするのは数回しかなく、女王にとっても英国王室にとっても最大の危機をどう乗り越えたのかが生々しく伝わるシーン映像となっている。

また本日16日(木)には、女王と同じく開業70周年のホテル椿山荘東京にて、インドネシアのスカルノ元大統領夫人・デヴィ・スカルノを迎えたトークイベントが実施された。

司会進行の元テレビ朝日アナウンサーでタレントの竹内由恵からの呼び込みで、イギリス王室のティータイムを彷彿とさせるテーブルが配されたステージに登場したデヴィ夫人。本家女王の戴冠式にも負けないゴージャスな衣装とティアラをつけたデヴィ夫人は、竹内からそのセレブリティな装いを絶賛されると「ネックレスもイヤリングも本物のダイアです。ドレスも含めてすべて自前です」とアピール。

先んじて本作を鑑賞したデヴィ夫人は「今年在位70周年という女王の生涯を通して世界の歴史の流れがわかる映画でした。普段見られないエリザベス女王の姿を拝見することができて感銘を受けました。またポップなドキュメンタリーという手法も見ていて楽しく、喜びを感じました」と絶賛した。

かつて女王陛下に謁見したことがあるというデヴィ夫人。「アスコット競馬場で行われた競馬の祭典で、王室関係者のいるスペースに招かれてご挨拶をいたしました。エリザベス女王は肌のお色が白くて瞳はブルーアイ。まさに英国美人という感じ。威厳があってほかの方とは違いました」と回想。さらに離婚前のダイアナ妃ともNYのパーティーで対面したことがあるそうで「美しい方であり、あまりの背の高さに驚きました。スラっとしてはつらつとしていてきびきびしている。世界中を虜にした愛らしい方でした」とイギリス王室との意外な縁を明かしていた。

またデヴィ夫人はエリザベス女王の心中について「毎日が楽しいことばかりではなく、人様に言えない悩みもあったはず」と慮りながら「それを支えたのがフィリップ殿下。フィリップ殿下は夫でありながらエリザベス女王に傅いていた。それは素晴らしいことなので褒めて差し上げたいです」と感動していた。

エリザベス女王とデヴィ夫人の若い頃の等身大パネルがステージに登場。これにデヴィ夫人は「1962年3月にインドネシア国籍を取得して“宝石の聖なる女神”という名をいただいたときの写真です」と紹介しながら「エリザベス女王の横にいますが、もちろん合成です」と笑わせた。

エリザベス女王が来日したら、熊本城にお連れしたいというデヴィ夫人。「日本には色々なお城がありますが、熊本城にお連れして、雄大なる男らしい城が日本にあることをお見せしたい。ウインザー城は頑丈にできているので、それに匹敵するのは熊本城ではないかと思うので」と理由を説明していた。

最後は映画『エリザベス 女王陛下の微笑み』公開を明日に控え、デヴィ夫人の「Congratulations!(おめでとうございます!)」との発声でエリザベス女王在位70年祝福&大ヒットを祈願して乾杯。デヴィ夫人は「たくさんの有名人・著名人が出てくるので見逃さないでほしい。また女王陛下がどのような生活をし、どのような日々を過ごされているのかなどを想像しながら観るのもいいと思いますよ」とアピール。テーブルに飾られたエリザベス・バービーを目にすると「日本に売っているのかしら?これ私欲しいわあ~!」とすっかりほれ込んでいた。

『エリザベス 女王陛下の微笑み』は6月17日(金)、TOHOシネマズ シャンテ、Bunkamuraル・シネマほか全国公開。

作品情報

エリザベス 女王陛下の微笑み
2022年6月17日(金)、TOHOシネマズ シャンテ、Bunkamuraル・シネマほか全国公開

監督:ロジャー・ミッシェル 『ノッティングヒルの恋人』
製作:ケヴィン・ローダー 音楽:ジョージ・フェントン  
出演:エリザベス2世、フィリップ王配、チャールズ皇太子、ウィリアム王子、ジョージ王子、ダイアナ元妃、ザ・ビートルズ、ダニエル・クレイグ、マリリン・モンロー、ウィンストン・チャーチル ほか

2021年/イギリス/カラー/90分/英語/5.1ch/ビスタ/日本語字幕:佐藤恵子/字幕監修:多賀幹子/原題:Elizabeth: A Portrait in Part(s) 

後援:ブリティッシュ・カウンシル

配給:STAR CHANNEL MOVIES 

© Elizabeth Productions Limited 2021

公式サイト elizabethmovie70.com 

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