インド滞在期のビートルズの知られざる素顔に迫るドキュメンタリー『ミーティング・ザ・ビートルズ・イン・インド』がいよいよ本日9月23日(金・祝)よりヒューマントラストシネマ渋谷、池袋シネマ・ロサ、アップリンク吉祥寺、新宿バルト 9 ほか全国順次公開。公開を記念して、ザ・ビートルズがインドで見せた貴重な素顔を収めた本編映像が解禁された。

「このジョンのショットは傑作だ。寛いだ表情が見事にとらえられている」

いよいよ本日公開日を迎えた『ミーティング・ザ・ビートルズ・イン・インド』は最高傑作『ホワイト・アルバム』を生んだインド滞在期のビートルズと奇跡の8日間を過ごしたポール・サルツマン監督によるドキュメンタリー。このインド滞在期に前後する1967年から1968年は、ザ・ビートルズにとって激動の時代だった。

1967年8月、ザ・ビートルズはマハリシ・マヘーシュ・ヨーギーのセミナーを受けるためにインドに渡っていた。だが、彼らを育て上げたマネージャー、ブライアン・エプスタインが32歳という若さで急死し、急ぎロンドンに帰国することになったのである。翌1968年の2月に、マハリシのもとで超越瞑想を長期的に行なうためにザ・ビートルズはインドのリシケシュへと旅立ち、ここで本作の監督であるポール・サルツマンは、彼らと奇跡の8日間を過ごすことになる。

今回解禁された本編映像では、イギリスのロンドンでロックの記念品(メモラビリア)の専門家が、ポール・サルツマン監督が撮ったザ・ビートルズの秘蔵写真について解説している。

専門家は「あなたが写真を持って不意に訪ねて来た。見せてもらって目を見張ったよ。色彩が力強く、映像も鮮明だったからだ」とリシケシュで撮影されたザ・ビートルズのフィルムを並べながら説明を続ける。「同時に感じたのが、インドの灼熱の太陽と刺すような暑さだ。息をのんだよ。インドに行ったことはないがありありと感じられた」と、ルーペで秘蔵写真をまじまじと覗き込む。

特にジョン・レノンとポール・マッカートニーの作曲中の写真については、「このジョンのショットは傑作だ。寛いだ表情が見事にとらえられている」と大絶賛。「世間から遠く離れたこの場所で、思いのままに曲を作っている。楽しそうにリラックスし、音楽が湧き出ているようだ」と、サルツマン監督がとらえたザ・ビートルズの素顔に感心しきりの様子である。

ザ・ビートルズは4月にはインドを離れ、5月には自分たちのレーベル、アップルを立ち上げた。そこから約5か月間のレコーディングを経て、11月にインドでインスピレーションを受けた名曲が盛り込まれている「ザ・ビートルズ」、通称「ホワイト・アルバム」をリリースする。マネージャーの急死、起業、そしてホワイト・アルバムリリースと激動の時代を生きていく中、インドではビジネスを忘れ、心身共にリラックスしていたザ・ビートルズは自由に創作活動を続けていたのだった。

ホワイト・アルバム誕生の秘密とインド滞在期のザ・ビートルズの素顔に迫る『ミーティング・ザ・ビートルズ・イン・インド』は大ヒット上映中。

作品情報

ミーティング・ザ・ビートルズ・イン・インド
2022年9月23日(金・祝)よりヒューマントラストシネマ渋谷、池袋シネマ・ロサ、アップリンク吉祥寺、新宿バルト9ほか全国順次公開

STORY
1968年、23歳のポール・サルツマン監督は、失恋の傷を癒しに北インドのガンジス川のほとりにあるマハリシ・マヘーシュ・ヨーギーのアシュラム(僧院)の門を叩く。そこで思いがけず出逢ったのは、世界的ロックバンド「ザ・ビートルズ」のジョン、ポール、ジョージ、リンゴの4人だった。サルツマンが瞑想を学びながら、カメラに収めたビートルズと過ごした奇跡の8日間が、50年以上の時を経て初めて明かされる。

監督・脚本・製作:ポール・サルツマン ナレーション:モーガン・フリーマン 製作総指揮:デヴィッド・リンチ
出演:デヴィッド・リンチ、パティ・ボイド、ジェニー・ボイド、マーク・ルイソン、ルイス・ラファム、ローレンス・ローゼンタール、リッキ・クック、ハリプラサード・チョウラシア、デヴィアニ・サルツマン 2020年/カナダ/英語/79分/カラー/1.78:1/5.1ch
原題:Meeting The Beatles in India 字幕:大西公子 字幕監修:藤本国彦 配給:ミモザフィルムズ

© B6B-II FILMS INC. 2020. All rights reserved

公式サイト http://mimosafilms.com/beatles/ 

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