バンド「パブリック・イメージ・リミテッド」率いるジョン・ライドンの半生を描いたドキュメンタリー映画『The Public Image Is Rotten ザ・パブリック・イメージ・イズ・ロットン』の新宿K’s cinemaでの公開日が8月14日(土)に決定。あわせて日本版予告編も解禁された。

ジョンとPiLの一見華やかなキャリアに隠された紆余曲折の舞台裏

70年代後半に登場、音楽史に強烈な爪痕を残したセックス・ピストルズ。ボーカルのジョニー・ロットンはピストルズ解散後、本名ジョン・ライドンとして新たにパブリック・イメージ・リミテッド(PiL)を結成。以来、バンドはメンバーやスタイルの変換を経ながら、今なお音楽への新たなアプローチを体現し大きな影響を与え続けている。

本作はバンド結成40周年の2018年に発表された音楽ファン必見のドキュメンタリー。出演は、ジョン・ライドンとPiLの新旧メンバーをはじめ、フリー(レッド・ホット・チリ・ペッパーズ)、アドロック(ビースティ・ボーイズ)、サーストン・ムーア(ソニック・ユース)など豪華な顔ぶれ。彼らとバンドとの親交を赤裸々に語る。

ジョンとPiLの一見華やかなキャリアに隠された紆余曲折の舞台裏、そしてここで初めて明かされる真実の数々が、ジョンのウィットにとんだ語り口と率直な人柄を通じて包み隠すことなく描いていく。

「メディアのまやかしと縁を切るためにパブリック・イメージ・リミテッド(PiL)を結成した」

このたび解禁された予告編はジョン・ライドン(ジョニー・ロットン)の「最初からむちゃくちゃだったんだ。楽しいバンドじゃなかった」という告白から始まる。そして「メディアのまやかしと縁を切るためにパブリック・イメージ・リミテッド(PiL)を結成した」というバンド結成のいきさつが語られる。

さらに映像には「ソニック・ユース」のフロント・マン、サーストン・ムーアや、「ビースティ・ボーイズ」のアダム・"アドロック"・ホロヴィッツなど、音楽界を代表する豪華な面々たちが続々と登場。PiLのライブシーンの映像もふんだんに盛り込まれ、音楽ファン必見の映像となっている。

セックス・ピストルズ時代はジョニー・ロットンと名乗っていたジョン・ライドンがフロントに立つ、PiL(パブリック・イメージ・リミテッド)の初のドキュメンタリー映画である。1978年1月のアメリカ・ツアー後にセックス・ピストルズから脱退して PiL“結成”に至るまでの動きから始まり、パンクの象徴だったジョンが道を切り開いたポスト・パンクの流れもわかる作りだ。ジョンとの確執が消えない面々を含む歴代メンバーの談話シーンの数々も見どころだが、挑戦的な PiL の活動史を通してジョンの人間性をあぶり出した映画でもある。オチャメなキャラはけっこう知られていると思うが、幼少の頃のエピソードからも伝わってくる家族思いのところをはじめ、パンクな“パブリック・イメージ”に埋もれがちな誠実でウソのないジョンの魅力あふれる映画だ。

――行川和彦(音楽評論家)

作品情報

The Public Image Is Rotten ザ・パブリック・イメージ・イズ・ロットン
8月14日(土)新宿K’s cinemaにて公開 全国順次公開

■出演
ジョン・ライドン(a.k.a.ジョニー・ロットン)
ジャー・ウォブル キース・レヴィン ジム・ウォーカー
マーティン・アトキンス サム・ウラノ ピート・ジョーンズ ルイ・ベルナルディ
ジェビン・ブルーニ ジンジャー・ベイカー ルー・エドモンズ アラン・ディアス
ブルース・スミス(ザ・ポップ・グループ/ザ・スリッツ) ジョン・マッギオーク スコット・ファース
ジョン・ランボー・スティーヴンス
サーストン・ムーア(ソニック・ユース)
アダム・ホロヴィッツ(ビースティ・ボーイズ)
フリー(レッド・ホット・チリ・ペッパーズ) and more
監督:タバート・フィーラー
製作:ジョン・ランボー・スティーヴンス、キャメロン・ブロンディ、ニック・シュマイカー
2017 年/アメリカ/英語/105 分/カラー・モノクロ/16:9
配給:CURIOUSCOPE

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