Jホラーの父・鶴田法男監督が中国に招へいされて監督を務めたAIサスペンス・スリラー『戦慄のリンク』が新宿シネマカリテほかにて絶賛公開中。このたび、鶴田監督自身が編集とナレーションを手掛けた特別メイキング映像が完成した。

「国や思想、言葉が違っても映画は世界共通の言語」

本作は、中国の小説家マ・ボヨンの原作を基に、SNSなどを介して参加者を洗脳し自殺に扇動するなど、ロシアから世界を巻き込んで大問題となった青い鯨(ブルーホエール・チャレンジ)事件からインスピレーションを受け、ネット小説を読んだ人たちが無残な死を迎える事件を解明しようとする若者たちを襲う恐怖を描く。

今回解禁されたメイキング映像では本作製作の裏側、製作過程を鶴田監督が自ら説明。また中国での現場の映像と本編映像を組み合わせた内容になっており、主演のフー・モンボー(「成化十四年〜都に咲く秘密〜」)、スン・イハン(「流星花園2018」)の演技風景や、恐怖シーン完成までの過程なども見ることができる。

鶴田監督は中国での撮影を振り返り、「国や思想、言葉が違っても映画は世界共通の言語。映画には壁が無い、そんなことを感じた撮影でした。映画に人生をかけて良かったと思う。そんな経験でもありました」と充実した様子で語っている。

『戦慄のリンク』は新宿シネマカリテほかにて絶賛公開中。

作品情報

戦慄のリンク
2022年12月23日(金)より新宿シネマカリテほか全国ロードショー

STORY
大学生のジョウ・シャオノア(スン・イハン)は、前日に電話で話した従姉のタン・ジンが自殺したことが信じられず、従姉の大学の同級生で犯罪心理学に詳しい記者志望のマー・ミン(フー・モンボー)に相談する。タン・ジンのパソコンを調べることにしたシャオノアは、ショウ・ナという女性とのチャットのやりとりと、貼られたリンクからネット小説「残星楼」の存在を知る。シャオノアはそのネット小説を読むが、突然、自分の名前を呼ぶ謎の声と“髪の長い女”が現れ、得体のしれない恐怖に襲われる。シャオノアはマー・ミンとともにネット小説の謎を探るが、やがて「残星楼」に関わっていたメンバーが次々に自殺していることを知る。そして二人にも死の恐怖が忍び寄る…。

●スタッフ
監督:鶴田法男 脚本:ヤン・ヤン 原作:マ・ボヨン「她死在QQ上」
撮影:神田創 編集:須永弘志 美術:リー・チア 音響効果:大河原将 照明:丸山和志 音楽:小畑貴裕

○キャスト
スン・イハン フー・モンボー 
シャオ・ハン チャン・ユンイン ワン・マンディ ハン・チウチ ジョウ・ハオトン
提供:三鷹オスカー/フィールドワークス   配給・宣伝:フリーマン・オフィス
BD・DCP アメリカンビスタ 音声:北京語   映倫:G
原題:網路凶鈴 The Perilous Internet Ring
製作:2020年 中国 96分  

©2020伊梨大盛传奇影业有限公司

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