マリリン・モンローをイメージ！　ミシェル・チェンの美しさと歌声に魅了される『シャドウプレイ【完全版】』本編映像解禁

中国の名匠ロウ・イエ監督の最新作『シャドウプレイ【完全版】』がいよいよ今週末1月20日（金）より全国順次公開。このたび、大ヒット台湾映画『あの頃、きみを追いかけた』などで知られるミシェル・チェンの歌唱シーンの本編映像が解禁された。

本作は、1989年という奇しくも天安門事件が起こった年から、社会主義市場経済が押し進められ激変する中国の30年間を、香港、台湾との離れがたい関係と、ある家族の姿を通して描くネオ・ノアール・サスペンス。2019年第20回東京フィルメックスのオープニング作品として日本初上映されたバージョンに検閲により監督が余儀無くカットせざるをえなかった計5分間のシーンを加え、『シャドウプレイ【完全版】』としている。中国の若手スター、ジン・ボーランが主演を務める。

今回解禁された本編映像は、台湾でジャン(チン・ハオ)と出会い、広州に行ってビジネス・パートナーとしてジャンと共に紫金グループを成功させる台湾人女性、アユン役を演じるミシェル・チェン(陳妍希)の登場シーン。

2011年の大ヒット台湾映画『あの頃、きみを追いかけた』に主演し、日本でもファンの多いミシェル・チェンは、ロウ・イエ監督作品に初参加。台湾から広州へ行き、ビジネスで成功し、愛に翻弄され悩む女性を、可愛らしく洗練された雰囲気で見事に演じている。

特に、台北市西門町のクラブ「夜の真珠」で、アップの髪、ドレス姿で歌うミシェルの歌声と姿は、まるでマリリン・モンローの再来のようだ。ささやくような歌い方、目線の先でジャンを追う表情は、まさにマリリンを彷彿させる。実際、マリリン・モンローをイメージさせると映画を見た関係者がスタッフに告げると、ロウ・イエ監督はそれを聞いて「それを狙ったんだ」と答えたという。アユンは、このジャンとの出会いから、華やかな激動の人生を歩むことになる。

『シャドウプレイ【完全版】』は1月20日（金）新宿K's cinema、池袋シネマ・ロサ、アップリンク吉祥寺他 全国順次公開。また同日に、ロウ・イエ監督夫人のマー・インリーが『シャドウプレイ』の裏側を撮ったメイキング映画『夢の裏側』も公開。