『仕立て屋の恋』『髪結いの亭主』など大人の恋愛劇に定評のあるフランスの名匠パトリス・ルコント監督の最新作『メグレと若い女の死』(3月17日公開)の予告編が解禁された。

「伝説の刑事がスクリーンによみがえった」

パトリス・ルコント監督が8年ぶりに制作した最新作は、彼の出世作でもある『仕立て屋の恋』の原作者でもあるジョルジュ・シムノンの傑作ミステリー小説が原作。シムノンの代表作である「メグレ警視シリーズ」の中でも、深い余韻に包まれる読後感からファンにも人気の高い、1954年に発行された映画と同名の小説「メグレと若い女の死」を基に描かれる。

このたび解禁となった予告編は、“これほど純粋に心を動かされる推理小説はない”という、原作小説に対するリスペクトが込められたパトリス・ルコント監督からのメッセージから始まる。

その後、若い女の刺殺体が発見されたことをきっかけに、捜査を担当することになったメグレ警視が犯人探しのための謎解きだけでなく、被害者である若い女が身にまとっていた高級ドレスを唯一の手がかりに、女性の素性と生涯を探りながら事件の裏に隠された真実に迫っていく姿が描かれる。

フランスきっての名優ジェラール・ドパルデューが、身長180センチ、体重100キロという原作に忠実と言える大柄な体型を活かしつつ、重厚さと渋みを漂わせる名演を見せるところにも注目。「原作を再現した完璧なキャスティング」「伝説の刑事がスクリーンによみがえった」というレビューが並ぶ。

手がかりが極端に少ないながらも徹底した聞き込み捜査を行い、複雑な事件にのめり込んでいくメグレ警視。彼をここまで駆り立てるのは何なのか。メグレの秘めたる思いとは? 霧がかかったような色味と独特の落ち着いたトーンがシムノンの世界観とマッチし、ミステリーファンはもちろん映画ファンの心もくすぐる予告編となっている。

本作の公開とジョルジュ・シムノン生誕120周年を記念して、1月25日発売のミステリー専門雑誌「ミステリマガジン 3月号」(早川書房)ではジョルジュ・シムノンを大特集。映画『メグレと若い女の死』の紹介のほか、エッセイ、本邦初訳ペンネーム時代のシムノンによる作品などが掲載される。さらに、原作「メグレと若い女の死」の新訳版(訳:平岡敦)もハヤカワ・ミステリ文庫より2月に刊行予定。映画とあわせて要チェックだ。

唯一の手がかりである血塗られた高級ドレスが導き出す真相とは? シムノン・ファンであることを以前から公言していたルコントにとって渾身の一作である『メグレと若い女の死』は、3月17日(金)より、新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開。

作品情報

メグレと若い女の死
2023年3月17日(金)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開

原作:ジョルジュ・シムノン「メグレと若い女の死」
監督:パトリス・ルコント「暮れ逢い」「髪結いの亭主」「仕立て屋の恋」
脚本:パトリス・ルコント、ジェローム・トネール「暮れ逢い」「ぼくの大切なともだち」「親密すぎるうちあけ話」
撮影:イヴ・アンジェロ「伴走者」「再会の夏」
音楽:ブリュノ・クーレ「エヴァ」「ソング・オブ・シー 海のうた」
出演:ジェラール・ドパルデュー「シラノ・ド・ベルジュラック」、ジャド・ラベスト、メラニー・ベルニエ「タイピスト」、オーロール・クレマン「パリ、テキサス」、アンドレ・ウィルム「ともしび」

2022年/フランス/ 89分/カラー/シネスコ/5.1ch/原題:Maigret/日本語字幕:手塚雅美

配給:アンプラグド

©2021 CINÉ-@ F COMME FILM SND SCOPE PICTURES.

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