『君の名前で僕を呼んで』のティモシー・シャラメが新作『ウォンカ/Wonka(原題)』でウィリー・ウォンカの若き日を演じることが発表された。ウィリー・ウォンカはロアルド・ダールの児童小説『チョコレート工場の秘密』に登場する発明家であり、チョコレート工場の経営者。『チャーリーとチョコレート工場』ではジョニー・デップが演じた。

『ウォンカ/Wonka(原題)』ではウィリー・ウォンカの過去に焦点が当てられ、ウンパルンパたちと出会い、世界で最も有名なチョコレート工場をオープンする前に、彼がどのような冒険を繰り広げていたのかが描かれる。原作の主人公であるチャーリー・バケットは登場しない初めての作品になるといわれている。
Deadlineの報道によれば、劇中にはミュージカル・ナンバーも登場し、シャラメが初めて歌やダンスを披露する作品になるという。シャラメはすでにミュージカルに向けたトレーニングも開始している模様。
メガホンを取るのは『パディントン』シリーズを手がけるポール・キング。『パディントン2』でも一緒に仕事をしたサイモン・ファーナビーと共同で脚本を執筆している。
Embed from Getty Imagesポール・キング監督
「チャーリーとチョコレート工場」が映画化されるのはこれが三度目。1971年にメル・スチュアートが監督した『夢のチョコレート工場』ではジーン・ワイルダーがウォンカ役を演じ、2005年にティム・バートンが監督した『チャーリーとチョコレート工場』はジョニー・デップがウォンカ役を演じた。
Embed from Getty Images『夢のチョコレート工場』
Embed from Getty Images『チャーリーとチョコレート工場』のキャストたち
『ウォンカ/Wonka(原題)』は2023年公開に向けて製作が開始される。ティモシー・シャラメはその前に『DUNE/デューン 砂の惑星』(2021年秋日本公開)『The French Dispatch(原題)』『Don't Look Up(原題)』など期待の新作が目白押しとなっている。