『リトル・ミス・サンシャイン』(06)の型破りだけど優しいおじいちゃん役でアカデミー賞助演男優賞を受賞したアラン・アーキンが、6月29日カリフォルニア州の自宅で死去したことが米メディア「Variety」などで報じられた。享年89。

ニューヨーク州出身で、学生時代にはフォークグループとして活躍していたことも。1960年代に入って俳優として舞台に立つようになり、地方巡業からオフ・ブロードウェイ、ブロードウェイと活躍の場を広げ、トニー賞も受賞した。
映画には1966年の『アメリカ上陸作戦』でデビューし、いきなりアカデミー賞主演男優賞候補に。ゴールデン・グローブ賞を受賞する成功を収めた。68年の『愛すれど心さびしく』でも再びアカデミー賞主演賞候補になっている。しばらくオスカーからは遠ざかっていたが『リトル・ミス・サンシャイン』で見事助演男優賞を受賞して再注目されるようになった。『アルゴ』(12)でも助演賞候補に挙がっている。
出演作は多く、『暗くなるまで待って』(67)の殺人鬼といったシリアスな役から『クルゾー警部』(68)『キャッチ22』(70)などコミカルな役まで幅広い役を演じている。
他に『フリービーとビーン/大乱戦』(74)『ブルージーンズ・ジャーニー』(74)『シャーロック・ホームズの素敵な挑戦』(76)『あきれたあきれた大作戦』(79)『ハバナ』(90)『シザーハンズ』(90)『摩天楼を夢みて』(92)『ノース 小さな旅人』(94)『ガタカ』(97)『アメリカン・スウィートハート』(01)『ゲット スマート』(08)『マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと』(08)『リベンジ・マッチ』(13)『ジーサンズ はじめての強盗』(17)『ダンボ』(19)など近年まで一線で活躍し続けた。
俳優のほかにミュージシャンや子供向け童話作家などの顔も持っている。息子のアダム・アーキンも俳優として活動している。
息子3人は共同声明で「私たちの父は、芸術家として、また一人の人間として、類まれなる才能の持ち主でした。愛すべき夫であり、父親であり、祖父であり、曾祖父であった父は慕われ、深く惜しまれます」と述べた。




