二大オスカー女優、スーザン・サランドンとケイト・ウィンスレットの初共演が実現した感動作『ブラックバード 家族が家族であるうちに』がTOHOシネマズシャンテほか全国にて6月11日(金)より公開を迎えた。このたび家族との最後の時間を迎えようとしているリリー(スーザン・サランドン)とその夫ポール(サム・ニール)の姿を捉えた冒頭映像が解禁された。

安楽死の選択をした母を看取るために家族が集まった最後の週末

本作は、病状が進むなか、安楽死の選択をした母を看取るために家族が集まった最後の週末を描く濃密なヒューマンドラマ。『マンデラの名もなき看守』(08)や『ペレ』(87)などで知られるビレ・アウグスト監督による傑作デンマーク映画『サイレント・ハート』(14・未)を、同作の脚本家であるクリスチャン・トープが自身でアメリカ映画として脚色し、新たに紡ぎだした。『ノッティングヒルの恋人』(99)や『恋とニュースのつくり方』(10)などで手腕を発揮するロジャー・ミッシェルが監督を務める。

主人公リリーを『デッドマン・ウォーキング』(95)でアカデミー賞主演女優賞を受賞したスーザン・サランドン。長女のジェニファーには『タイタニック』(97)で世界的にその名を知らしめ『愛を読むひと』(08)でアカデミー賞主演女優賞を受賞したケイト・ウインスレットが演じ、二大オスカー女優がついに初共演。次女アナには『アリス・イン・ワンダーランド』(10)のアリス役に大抜擢されたミア・ワシコウスカ。そして、リリーの夫ポール役に『ジュラシック・パークⅢ』(01)などで活躍するサム・ニールが演じ、死を決断した母のもとに集い、戸惑いながらも目を逸らさず真実の愛情を捧ごうともがく難役を見事演じ切っている。

あくまでもいつも通りに振る舞おうとする夫婦の姿が切なく胸を締め付ける

このたび解禁されたのは本編の冒頭映像。海辺の近くに建てられた静かな一軒の邸宅とその周囲の風景を切り取ったシーンから映像は始まる。

邸宅の周りには他の家はもちろん、景色を遮るものも何もなく、見渡す限りの静謐で美しい環境。そんな中、その邸宅の中から、大きな窓を開けて外の空気を入れるポール(サム・ニール)の姿が見える。彼の表情は決して明るくはなく、何かを考えこんでいるようにも見える。

その後映しだされるのはベッドからぎこちなく起き出す母リリー(スーザン・サランドン)の様子。

自分の意思で身体を動かすには限界が来ている彼女をポールは心配そうに見つめるが「一人でできるわ」と気丈に振る舞い、降り立ったキッチンでは「陰気な曲」を嫌がったリリーが変更した楽しそうな音楽に寄り添いながら、この上なく幸せそうに踊りだす。

安楽死を決意した週末、あくまでもいつも通りに振る舞おうとする夫婦の姿が切なく胸を締め付ける冒頭映像となっている。

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作品情報

ブラックバード 家族が家族であるうちに
6月11日(金)TOHOシネマズシャンテほか全国ロードショー

監督:ロジャー・ミッシェル 
脚本:クリスチャン・トープ
出演:スーザン・サランドン、ケイト・ウィンスレット、ミア・ワシコウスカ、サム・ニール、リンジー・ダンカン、レイン・ウィルソン、
ベックス・テイラー=クラウス、アンソン・ブーン
2019年/アメリカ、イギリス/英語/97分/スコープサイズ/5.1ch/原題:Blackbird/日本語字幕:斎藤敦子
配給:プレシディオ、彩プロ PG12

© 2019 BLACK BIRD PRODUCTIONS, INC ALL RIGHTS RESERVED 

公式HP:blackbird.ayapro.ne.jp

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