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第77回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門へ正式出品され、パルム・ドッグ賞を受賞し話題となった『犬の裁判』(原題:LE PROCES DU CHIEN)が3月20日(木・祝)~23日(日)に開催される「横浜フランス映画祭2025」で上映されることが決定し、初夏よりシネスイッチ銀座・UPLINK吉祥寺他にて全国順次公開。このたび、日本版ポスタービジュアル&場面写真4点が解禁された。

負け裁判ばかりで事務所から解雇寸前のスイスに暮らす弁護士アヴリルは、次の事件では必ず勝利を勝ち取ろうと決意していた。そんなときある男から、かけがえのない伴侶で絶望的な状況にある犬のコスモスの弁護を依頼される。コスモスが3人の人間に噛みついたというのだ。アヴリルは仕方なく、またも勝ち目のない犬を弁護することに…。法律で犬は“物”と見なされ、飼い主へ罰金1万フランとコスモスの安楽死を言い渡されるなか、犬が“物”ではないというアヴリルの主張が認められ、前代未聞の犬が被告となった「犬の裁判」が始まる…。

犬の命がかかった裁判を、にぎやかでかつコミカルに描きながら、人間と動物との関係に疑問を投げかける実話からインスパイアされた傑作法廷コメディだ。
監督は、俳優・ダンサー・作家・演劇監督として多彩な才能を発揮しているレティシア・ドッシュ。第70回カンヌ国際映画祭カメラドール受賞作『若い女』(18)で、2018年のリュミエール賞最有望女優賞に輝き、近年ではジュスト・フィリッポ監督作『ACIDE/アシッド』(24)や、2024年フランスで公開されたアルノー&ジャン=マリー・ラリュー監督作『Le Roman de Jim(原題)』など数々の話題作に出演している。本作では主人公の弁護士アヴリルを演じながら、初めて監督を務める。

そして、カンヌ国際映画祭の最高賞パルム・ドック賞を見事受賞したコスモスを演じたのは、アクロバティックなサーカス犬のコディ。本作ではサーカス犬としてではなく、彼の内面や感情を出した名演技を見せている。第76回カンヌ国際映画祭でパルム・ドック賞を受賞した『落下の解剖学』(24)の俳優犬メッシに続き、観客らのハートを鷲づかみにした。
今回解禁された日本版ポスタービジュアルは、命がかかった裁判を被告犬として法廷の証言台に立つコスモス(コディ)の姿がメインに配されている。完全に常軌を逸した法廷劇ではあるが、にぎやかでかつコミカルに描かれるストーリーと相まって、ポップなビジュアルになっている。また、「彼は無罪か有罪か?」とコピーが添えられ、被告犬・コスモスの行く末がとても気になるところだ。

あわせて解禁となった場面写真は、監督・主演を務めたレティシア・ドッシュ演じる弁護士アヴリルと彼女へ弁護を依頼したコスモスの主人で視覚障かいを持つダリウシュ(フランソワ・ダミアン)の法廷内でのショットや、動物行動学者マルク(ジャン・パスカル・ザディ)と彼に心を許すコスモス、そしてポスタービジュアルにも使われた法廷に被告犬として証言台に立つコスモスを捉えた4点。

コスモスの無実を勝ち取るため奔走するアヴリルと飼い主ダリウシュたち。そして被告犬となったコスモスの行方は果たして…。
ユーモラスなコメディ映画にとどまらない現代社会への問題提起を描く本作は、初夏より全国順次公開。
犬の裁判
2025年初夏、シネスイッチ銀座・UPLINK吉祥寺 他 全国順次公開
STORY
負け裁判ばかりで事務所から解雇寸前の弁護士アヴリルは、次の事件では必ず勝利を勝ち取ろうと決意する。そんなときある男から、かけがえのない伴侶で絶望的な状況にある犬コスモスの弁護を依頼される。アヴリルはどうしても見過ごせず、またも勝ち目のない犬を弁護するという不条理に飛び込んでしまうだが―――。
監督:レティシア・ドッシュ(初監督作品)
脚本:レティシア・ドッシュ、アン=ソフィー・バイリー(『My Everything』監督、2025横浜フランス映画祭出品)
出演:レティシア・ドッシュ、フランソワ・ダミアン、ジャン・パスカル・ザディ、アンヌ・ドルヴァル、コディ(犬)
マチュー・ドゥミ、アナベラ・モレイラ、ピエール・ドラドンシャン
2024年/スイス・フランス/フランス語/81分/1.85:1/原題:LE PROCES DU CHIEN/字幕:東郷佑衣
🄫BANDE À PART - ATELIER DE PRODUCTION - FRANCE 2 CINÉMA - RTS RADIO TÉLÉVISION SUISSE - SRG SSR - 2024
配給:オンリー・ハーツ 後援:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ、在日スイス大使館
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