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“反逆の革命”セックス・ピストルズの軌跡を創設メンバー、グレン・マトロックの視点から振り返る衝撃のアナザーストーリー『セックス・ピストルズ 破壊の設計図』が10月2日(金)より全国公開。このたび、グレン・マトロックのインタビュー、メッセージ映像が解禁された。

グレン・マトロックの自伝『I Was a Teenage Sex Pistol』が世に送り出されてから、今年で37年。時を経て今、満を持してこの自伝を原作とした映画が日本公開される。本作では、グレン・マトロックやスティーヴ・ジョーンズ、ポール・クックらセックス・ピストルズのメンバーをはじめ、彼らを取り巻く関係者の証言に加え、過去の貴重な写真や映像を交差させながら、パンクロックの裏側に潜む「残酷な台本」の全貌を丁寧に紐解いていく。

このドキュメンタリーのプロジェクトが、どのようにして立ち上がり、実現していったのか、制作の経緯についてグレンは「もともとこの本を書いたのは、最初にバンドを離れることになった経緯に対して自分がずっと抱えていたわだかまりを整理したいという思いからでした。書き進めるうちに、それは私にとってとても心の浄化のような体験となり、自分自身と向き合い、気持ちに区切りをつける助けになりました。その経験を経たことで、1996年にバンドへ再加入し、日本での数多くの公演を含むワールドツアーに臨む前に、自分にとって良い節目となったのです。この本は、いつか面白いドキュメンタリー作品になり、自分自身の視点からこの物語を伝えられるのではないかという思いを、ずっと心のどこかに抱いていました。とはいえ、それを急いで実現しようという気持ちはまったくありませんでした。しかし数年前、(本作の監督の)ニック・ミードと偶然出会い、彼を通じてプロデューサーのアンドレ・レリスを紹介されたことがきっかけで、映像化の企画が少しずつ形になり始めたのです。『待つ者には必ず時が来る』とよく言われますが、この作品がバンド結成50周年という節目のタイミングと重なったのは、本当に幸運な偶然だったと思っています」と謙虚に答える。

監督は音楽ドキュメンタリーを中心に活動するプロデューサーのアンドレ・レリスと英国出身の映像作家であるニック・ミード。彼らを起用することにしたポイントと、出来上がった作品について「完成した作品にはとても満足しています。一番感銘を受けたのは、制作陣の「ぜひこの作品を作りたい」という強い熱意でした。私もその流れに自然と加わり、自分なりの提案をしながら一緒に形にしていきました。その積み重ねの結果が、この作品です」と明かす。

グレンは、2022年に公開された、ダニー・ボイル監督によるドラマ『Pistol』での、自分の描かれ方について否定しているが、本作でそこを改めて是正したいという気持ちはあったのかと言う問いには、「ええ、そう思っています。実際、スティーヴ本人にも「君は本当に記憶力が悪い」と伝えましたし、ダニー・ボイルにも彼についての私の考えを遠慮なく、はっきりと伝えました。とはいえ、過去は変えられません。だからこそ今は、このドキュメンタリーを通して、私自身の視点からこの物語を観てもらえるようになった。それが何より大きな意味を持っていると思います」と率直な意見を話す。

各出演者の人選については、「私自身、希望する人選はありました。ただ一方で、ほかの提案にも柔軟に耳を傾けるつもりでしたし、アメリカの市場についてはそれほど詳しくなかったので、アンドレがゲストスピーカーとして推薦してくれた方々にお任せすることにしました。ポール・クックが私のことをあのように語ってくれたのは、本当にうれしかったですね。それに、これほど多くの素晴らしい方々が、私の物語を伝える手助けを買って出てくれたことにも、とても感謝しています」と喜びを口にした。

グレン・マトロックの視点でセックス・ピストルズを描いたことで、結果的に過去のピストルズ関連の映像作品の中で「最も色眼鏡なくバンドの本質を捉えた作品」になった本作。グレン自身もそういった意図で製作していたとし、「私が伝えたかったのは、メンバー全員が、それぞれ異なる形でバンドの成功に欠かせない役割を果たしていたということです。私たちが成功を収めることができたのは、努力や情熱、地道な積み重ねがあったからですが、それだけではありません。運にも恵まれました。そして、その幸運が巡ってきた瞬間を逃さず、全力でつかみにいったことも、大きな要因だったと思っています」と回想した。

ここ数年の間に、グレンが演奏していた時期のオリジナル・ピストルズの音源がきちんと再リリースされたりしたこともあり、かつては支配的だった“ピストルズ/パンクと言えばシド・ヴィシャスの破滅的なイメージ”という風潮も、かなり空気が変わってきたように感じる。グレン自身はその空気感について、「昔とは変わったように感じています。ここまでたどり着くには本当に長い年月が必要でした。そして今になって、ようやく自分が報われたというか、最後に笑うことができたような気持ちですね」と答えた。

グレンは現在、フランク・カーターを迎えた体制のセックス・ピストルズとして活発にライブを行っている。最後に、来年に向けての計画や、今後の活動ヴィジョンについて、「現在はまだツアーの最中なので、このラインナップでの活動が今後どうなるのかについては、まだ何とも言えません。ただ、私自身には温めているプロジェクトがたくさんあります。ソロ作品のレコーディングやソロ・ツアーもその一つです。ツアーが落ち着いたら、それまで中断していたソロ活動を再開し、続きを進められることを楽しみにしています」と伝えた。

今回解禁となったメッセージ映像では、「いま俺の映画『セックス・ピストルズ 破壊の設計図』について日本のマスコミからオンラインインタビューを沢山受けてたところなんだ。本当なら俺も日本に行って、みんなに会って「ハーイ!」って言いたかったんだよ。ぜひ映画館に足を運んで、楽しんでくれよ。俺自身、かなり誇りに思ってる作品だ。エンジョイしてもらえたら嬉しいよ」と明るく語っている。

まとめ(注目ポイント)

  • 『セックス・ピストルズ 破壊の設計図』10月2日公開グレン・マトロックの自伝を原作に、バンドの軌跡を本人の視点から描くドキュメンタリー。
  • グレン・マトロックのインタビュー解禁映画化の経緯や1996年の再加入、『Pistol』での描写について自身の考えを語る内容。
  • 貴重な写真・映像と関係者の証言スティーヴ・ジョーンズ、ポール・クックらの証言と過去の資料を交差させて構成。
  • メッセージ映像も解禁グレンが日本のファンに向けて、作品への思いと劇場で楽しんでほしいというメッセージ。
作品情報

セックス・ピストルズ 破壊の設計図
2026年10月2日(金)新宿武蔵野館ほかロードショー

監督:アンドレ・レリス『ランディ・ローズ』、ニック・ミード『アイアン・フィスト/モーターヘッド』/編集:ヴァネッサ・ローワース、ジャスティン・ウィリアムズ
製作:グレン・マトロック、ニック・ミード、アンドレ・レリス、ジェシカ・ルッソ/原作:グレン・マトロック著『I Was a Teenage Sex Pistol』

出演:グレン・マトロック、ジョニー・ロットン、シド・ヴィシャス、スティーヴ・ジョーンズ、ポール・クック、クリス・スペディング、デボラ・ハリー、ビリー・アイドル、ウェイン・クレイマー、ケニー・ジョーンズ、ファット・マイク、トレイシー・ガンズ、リチャード・ストレンジ

2025年|アメリカ|英語|96分|原題:I Was A Teenage Sex Pistol/提供:ニューセレクト/配給:スターキャットアルバトロス・フィルム 

© 2025, I WAS A TEENAGE SEX PISTOL PRODUCTION, LLC ALL RIGHTS RESERVED

公式サイト sexpistols-film.com

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