クリステン・スチュワートがダイアナ元妃を演じアカデミー賞にノミネートを果たした『スペンサー ダイアナの決意』が10月14日(金)に公開を迎え、 3 日間で約 3 万人を動員し、週末のランキングでは洋画実写動員No.1 のスタートを切った。
『スペンサー ダイアナの決意』は、一人の人間として生きる道を選んだダイアナの、決意の3日間の物語。ダイアナを演じるのは、 『トワイライト』シリーズ、『チャーリーズ・エンジェル』のクリステン・スチュワート。キャリア史上最高の演技と称された渾身の演技で、アカデミー賞主演女優賞に初のノミネートを果たした。監督を務めるのは、『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』でジャクリーン・ケネディの知られざる姿を描き、主演のナタリー・ポートマンをアカデミー賞ノミネートに導いたパブロ・ラライン。鋭い洞察力と確かな手腕でダイアナの孤独と苦しみを静かに浮き彫りにする。「スペンサー」というタイトルはダイアナの旧姓。プリンセスの肩書に隠れてしまった自己を呼び覚ますとき、彼女は再びこの名を名乗ることになる――。
女性を中心にシニア層から30、40 代まで幅広い世代が集まり、大ヒットスタートを切った本作にSNS では「1 人の人間としての生き方に感動」、「クリステンの繊細で大胆不敵な演技に何度も鳥肌が立った」、「決壊しそうなギリギリの感情をその瞳に宿すクリステン、彼女こそが映画」、「抑圧への真向勝負を描いた大傑作!」「子供たちへの愛、自分らしくあることを諦めないダイアナが今でも語られる理由」などダイアナ妃の生き方への共感、クリステン・スチュワートの演技への絶賛の声が後を絶たない。
重ねて、「こういう映画に出会えるからこそ映画を観ることがやめられない」、「最初から最後まで涙が止まらない映画は初めて!」、「爽快なラストは余計に胸が張り裂けそう」など、心震える映画体験をした観客から熱のこもった感想、ラストの感動に対する声が続々集まっている。
本作のメインのロケ地となったのはイギリスではなくドイツにある英国調の古城ホテル「シュロスホテル クロンベルク」。そして建物内部のシーンの大半は「ノルトキルヒェン城」という宮殿で撮影された。イギリスでの撮影は不必要なメディアの注目や余計な詮索が懸念されたためドイツで決行することとなった。そのためメイキング写真では伸び伸び撮影に励むクリステンやクルーの姿を見ることができる。
とにかく美しい劇中の装飾品や衣装が映画を楽しむポイントとなっている本作。プロダクションデザインを務めたのは『エリザベス:ゴールデン・エイジ』(07)、『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』(08)、『インセプション』(10)など、壮大な世界観を創り上げることに定評のあるガイ・ヘンドリックス・ディアス。彼は「バッキンガム宮殿が映画の舞台だったら、誰もが見たことがあると思うけれど、サンドリンガム・ハウスに関しては調べることはできても、どんな建物か知っている人は少ない。そのため実物に忠実であることに捉われ過ぎずにセットをデザインすることができた」と説明している。さらに、本作はこれまでの作品以上に特別だったようで、「普段現場で私がキャストと関わる機会はほとんどないけれど、本作は今までのどの現場にもなかったとても不思議な感覚があった。クリステンがセットに入って初めて、セットが完成したように感じた」とクリステンのダイアナの存在感の大きさに感銘を受けたと語っている。
また撮影の特別な一コマとして、監督のパブロ・ララインが自らカメラをかまえる姿がしばしば目撃されていた。サンドリンガム・ハウスを執り仕切る小姓・グレゴリー役を演じた名優ティモシー・スポールは、パブロ・ラライン監督について語ったインタビューの中で「パブロは最も素晴らしい監督の一人で、完璧な知識を持って我々俳優から正しい演技を引き出してくれる。そして彼は独創的でもあって、自分で映像や写真を撮ってその中から何かを発見しているみたいなんだ。撮影中、突然自らカメラを構えて撮影しだすんだけど、きっとそれは自分が何を望んでいるのかを理解し、自ら明確に形にできる才能があるからだと思う」と明かしていた。
メイキング写真の中でも自らカメラを担ぎ、クリステンを撮影する姿が捉えられている。さらに本作のスチール写真もほぼパブロ本人が撮影したもので、ムービーではなく静止画でも撮影しながら、映画のイメージを膨らませていたことが分かる。
俳優のみならずスタッフらクリエイターたちのこだわりにも注目したい本作。劇場の大スクリーンで隅々まで楽しみたい『スペンサー ダイアナの決意』は現在全国上映中。
また、10月20日(木)には、スペシャルゲストのトーク付きの公開御礼イベントを実施。スペシャルゲストとして登場するのは、ダイアナを知らない Z 世代代表、タレントの王林。英国王室研究家にしぐち瑞穂も登壇し、ダイアナのトークを繰り広げる。チケット料金は通常料金となり、明日10月18日(火)より発売スタートとなっている。概要は以下にて。
イベント概要
【実施日】 10 月 20 日(木)
【実施時間】 19:00~の回(上映前にトークイベント実施)
【ゲスト】 王林(タレント)、にしぐち瑞穂(英国王室研究家) ※予定
※登壇者の予定は変更になることもございますので、あらかじめご了承ください。
【料金】 通常料金
※前売券・ムビチケ・TC チケット使用可
※クーポン・各種割引適用可
※招待券・無料券適用不可
【チケット販売】
●PC・スマートフォン 10 月 18 日(火)0:00~
●劇場窓口 10 月 18 日(火)劇場オープン時~
【販売方法(購入方法)】
●パソコン
TOHO シネマズ 日比谷 上映スケジュールページ
(リンク先 https://hlo.tohotheater.jp/net/schedule/081/TNPI2000J01.do)
●劇場窓口 劇場窓口にてお買い求めください。
スペンサー ダイアナの決意
2022年10月14日(金)TOHO シネマズ 日比谷 ほか全国ロードショー
STORY
1991 年のクリスマス。ダイアナ妃とチャールズ皇太子の夫婦関係はもう既に冷え切っていた。不倫や離婚の噂が飛び交う中、クリスマスを祝う王族が 集まったエリザベス女王の私邸サンドリンガム・ハウス。ダイアナ以外の誰もが平穏を取り繕い、何事もなかったかのように過ごしている。息子たちとのひと時を除いて、ダイアナが自分らしくいられる時間はどこにもなかった。ディナーも、教会での礼拝も、常に誰かに見られている。彼女の精神はすでに限界に達していた。追い詰められたダイアナは、生まれ育った故郷サンドリンガムで、今後の人生を決める一大決心をする――。
主演:クリステン・スチュワート(『トワイライト』シリーズ、『チャーリーズ・エンジェル』) ジャック・ファーシング(「風の勇士 ポルダーク」)、ティモシー・スポール(『英国王のスピーチ』)、サリー・ホーキンス(『シェイプ・オブ・ウォーター』、ショーン・ハリス『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』)
監督:パプロ・ラライン(『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』)
配給:STAR CHANNEL MOVIES
photo: Pablo Larrain
©2021 KOMPLIZEN SPENCER GmbH & SPENCER PRODUCTIONS LIMITED
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