ミレニアル世代の男女4人が織りなす、“誰も見たことのないパリ”の物語『パリ13区』(4月22日公開)の初の本編映像が解禁された。ルームメイト候補の男女の出会いを捉えた、物語の始まりとなるシーン映像だ。

「最初はほとんど二人きりでリハーサルを行っていたんです」

カンヌ国際映画祭パルムドール受賞『ディーパンの闘い』、グランプリ受賞『預言者』など数々の名作で世を驚かせてきた、今年70歳を迎える鬼才ジャック・オディアール監督。待望の最新作では、『燃ゆる女の肖像』で一躍世界のトップ監督となった現在43歳のセリーヌ・シアマと共同で脚本を手がけ、“新しいパリ”の物語を、洗練されたモノクロの映像美で大胆に描き出す。

このたび初解禁となった本編映像は、全ての始まりとなる、エミリーとカミーユの出会いのシーン。ルームメイト募集の広告を見た高校教師のカミーユがエミリーのアパートを訪ねてくる。

“カミーユ”という名前から女性だと勘違いしていたエミリー。思わぬ訪問者に初めは戸惑うものの、会話を交わしていくうちに初対面の二人は徐々に打ち解けていく。そして、エミリーから唐突に、性生活についての質問が。少し面食らった様子のカミーユだったが、クールに答えを返す。最終的にエミリーは彼とルームシェアすることに決めた様子だ。

エレベーターを待つカミーユと玄関から見送るエミリーの間に、意味ありげな視線が交わされる。「ルームメイトに迷惑はかけない」と言うカミーユだが、二人の生活はどうなっていくのだろうか。これから何が起こるのか、見る者の想像を掻き立てる『パリ13区』、物語の始まりのシーンである。

カミーユを演じたフランス出身の俳優マキタ・サンバは、本作がスクリーンデビューとなるエミリー役のルーシー・チャンとの撮影について、「ルーシーとはお互いをよく知るために、ダンスのレッスンを一緒に受けました。最初はほとんど二人きりでリハーサルを行っていたんです」と撮影秘話を明かしている。

あわせて新場面写真も解禁。カミーユが持つタバコを吸うエミリーの姿、コールセンターで働くエミリー、真剣な眼差しのカミーユが映し出されている。

『パリ13区』は4月22日(金)、新宿ピカデリーほかにて全国公開。

作品情報

パリ13区
2022年4月22日(金)、新宿ピカデリーほかにて全国公開

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監督:ジャック・オディアール 『君と歩く世界』『ディーパンの闘い』『ゴールデン・リバー』
脚本:ジャック・オディアール、セリーヌ・シアマ『燃ゆる女の肖像』、レア・ミシウス
出演:ルーシー・チャン、マキタ・サンバ、ノエミ・メルラン『燃ゆる女の肖像』、ジェニー・ベス
原作:「アンバー・スウィート」「キリング・アンド・ダイング」「バカンスはハワイへ」エイドリアン・トミネ著(『キリング・アンド・ダイング』『サマーブロンド』収録:国書刊行会)

2021年/フランス/仏語・中国語/105分/モノクロ・カラー/4K 1.85ビスタ/5.1ch/原題Les Olympiades 英題:Paris, 13th District/日本語字幕:丸山垂穂/R18+

提供:松竹、ロングライド 配給:ロングライド

©︎ShannaBesson ©PAGE 114 - France 2 Cinéma

公式サイト https://longride.jp/paris13/

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