伝説的音楽グループ「ビー・ジーズ」の感動ドキュメンタリー映画『ビー・ジーズ 栄光の軌跡』が11月25日(金)より公開されるのを記念し、ビー・ジーズが音楽を担当した1977年の大ヒット作『サタデー・ナイト・フィーバー』のディレクターズカット&4Kデジタルリマスター版が期間限定上映されることが決定した。
今から45年前の1977年11月15日、『サタデー・ナイト・フィーバー』のサウンドトラックがリリースされた。映画の仕掛け人はビー・ジーズのマネージャー、ロバート・スティグウッド。当時RSOレコードの代表だった彼は、土曜日にディスコで踊る青年を取材した雑誌の記事を見つけるとすぐに映画化権を取得。主演に当時まったく無名のジョン・トラボルタ、監督には英国のテレビ界出身のジョン・バダムを起用。映画を大ヒットさせるためには音楽による事前プロモーションが重要だと考えたロバートは、全米公開1ヶ月前にサントラをリリースした。
サウンドトラックには、ビー・ジーズの代表曲「ステイン・アライヴ」、「愛はきらめきの中に」、「恋のナイト・フィーバー」など5曲が収められ、2枚組のサントラは4,000万セットを売り上げ、24週連続全米No.1という驚異的なヒットを記録、全世界で“フィーバー”現象が巻き起こった。
『ビー・ジーズ 栄光の軌跡』の本編には、全世界を熱狂させてショウビズ界の頂点を極めたビー・ジーズとロバート・スティグウッドが登場。ロバートは当時のことについて「サウンドトラック制作が私の仕事で、パーティーで踊れるような曲を集めさせた。ビー・ジーズにも何曲か書いてほしかった。多忙な彼らには頼みにくい。曲の手持ちがあるかと聞いた」と述懐。
バリー・ギブは「ロバートが電話をかけてきて“曲が必要だ”と…。脚本が届いたが僕たちは読まなかった」と創作に専念した。
ビー・ジーズから届いたデモテープを聴いたロバートは、「とても驚いた。今聴いてもすばらしい。“ステイン・アライヴ”も“愛はきらめきの中に”も入っていた。完璧さ!これでサウンドトラックができた」と狂喜。
そして上から目線だった配給のパラマウントに対してシングルの先行販売を提案、20位以内に入れば上映劇場数を増やす契約を結ぶ。この戦略は見事に成功し、『サタデー・ナイト・フィーバー』の大ヒットが生まれた。
『ビー・ジーズ 栄光の軌跡』は『バック・トゥ・ザ・フューチャー』などのプロデューサーであるフランク・マーシャル監督が、半世紀以上にも渡って音楽業界を生き抜いてきた「ビー・ジーズ」の軌跡を描く。貴重な写真や未公開ムービーを駆使して名曲誕生の瞬間を体験できる、臨場感あふれる感動の音楽ドキュメンタリー。『サタデー・ナイト・フィーバー』とあわせて観ることで映画がもっと楽しめるはずだ。『サタデー・ナイト・フィーバー』特別上映、作品概要については以下にて。
『ビー・ジーズ 栄光の軌跡』は11月25日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷、新宿武蔵野館他にて公開。
『ビー・ジーズ 栄光の軌跡』公開記念
『サタデー・ナイト・フィーバー』ディレクターズカット4Kリマスター版特別上映
■日程
11月25日(金)〜12月1日(木) 1週間限定上映 ※上映時間は劇場サイトにてご確認下さい
■会場
ヒューマントラストシネマ渋谷
■料金
一般・大学・専門生:1,500円/小・中・高校生:1,000円/シニア:1,200円 ※各種割引適用可※前売券・ムビチケ使用不可
■発売日
上映日の2日前より発売
『サタデー・ナイト・フィーバー』
本作で一躍 TOP スターとなったジョン・トラボルタ主演の『サタデー・ナイト・フィーバー』は、公開されるや興行成績のトップを独占し、日本でも爆発的大ヒットとなる。「マサチューセッツ」や「メロディ・フェア」などで知られるビー・ ジーズの「ステイン・アライヴ」「恋のナイト・フィーバー」などディスコ・ミュージックの楽曲がふんだんに流れ、一大センセーションを巻き起こした。日本公開日の7月22日はディスコの日とされている。
【物語】 ニューヨークのブルックリンで暮らす、貧しいイタリア系青年トニー。安い給料の面白くもない仕事、ごたごたば かりの家庭と、冴えない日常を送る彼は、土曜の夜になると着飾ってディスコに繰り出し、得意のダンスで注目を浴びることで鬱憤を晴らしていた。ある日、彼はディスコで新顔の女性、ステファニーと出会う。そのダンスの腕前に魅了されたトニーは彼女をパートナーに誘い、ディスコダンスのコンテストで優勝を目指すが…。
原題/Saturday Night Fever ・制作年/1977/*2017制作国/アメリカ パラマウント作品/・(字幕版)121 分(DC4K)
監督/ジョン・バダム •出演/ジョン・トラボルタ、カレン・リン・ゴーニー
音楽/ビー・ジーズ 「ステイン・アライヴ」「恋のナイト・フィーバー」 「愛はきらめきの中に」他
© 2022 PARAMOUNT PICTURES CORPORATION. ALL RIGHTS RESERVED.
ビー・ジーズ 栄光の軌跡
2022年11月25日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷、新宿武蔵野館他にて公開
監督:フランク・マーシャル
製作:ナイジェル・シンクレア、ジーン・エルファント・フェスタ 脚本:マーク・モンロー
出演:バリー・ギブ、ロビン・ギブ、モーリス・ギブ、アンディ・ギブ、エリック・クラプトン、ノエル・ギャラガー(オアシス)、ニック・ジョナス(ジョナス・ブラザーズ)、マーク・ロンソン、クリス・マーティン(コールド・プレイ)、ジャスティン・ティンバーレイク、ピーター・ブラウン、ヴィンス・メルーニー、ミカエル・ライリー、ルル、アラン・ケンダル、イヴォンヌ・ギブ、ビル・オークス、デニス・バイロン、ブルー・ウィーバーほか
2020年/アメリカ/英語/カラー/111分/原題:The Bee Gees: How Can You Mend a Broken Heart/日本語字幕:大渕誉哉/字幕監修:吉田美奈子
配給:STAR CHANNEL MOVIES
© 2020 Polygram Entertainment, LLC – All Rights Reserved.
公式サイト thebeegees-movie.com
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