1964年の東京オリンピックで金メダルに輝いた女子バレーボール・チームを追ったドキュメンタリー映画『東洋の魔女』の日本版予告編が解禁された。また11月13日(土)に「フランス映画祭2021 横浜」で上映することが決定。映画祭での上映後に、金メダリストである「東洋の魔女」のメンバー4名による舞台挨拶が行われる。

本作は、57年前の1964年の東京オリンピックで世界から「東洋の魔女」と恐れられ、日本中を熱狂させた女子バレーボール・チームを追ったドキュメンタリー映画。今や80代に差し掛かっている彼女たちが、自らの口で、その思い出を語る。「東洋の魔女」が真に成し遂げたものとは何だったのか? 何故あれほどまでに、日本は彼女たちに熱狂したのか? その秘密が今、解き明かされる…!
今なお、若々しく人生を謳歌する“魔女たち”の姿を撮影したのは『誰も知らない』(04)などで知られる名カメラマン・山崎裕。監督は『オリンピア52についての新しい視点』(13)や『完璧さの帝国』(18)といったフッテージ・ドキュメンタリーで高い評価を得てきたフランスの奇才ジュリアン・ファロ。市川崑の『東京オリンピック』(65)からカンヌ映画祭グランプリ作品『挑戦』(63)、さらにはアニメ『アタックNo.1』(69-71)や戦後日本の風景までをふんだんに織り交ぜ、単なるノスタルジーに収まらない新たな「東洋の魔女」像を浮き彫りにしていく。
このたび解禁された予告編は、1964年の東京オリンピックで彼女たちが金メダルに輝いた瞬間の映像から始まる。そして今や80代に差し掛かっている東洋の魔女たちが登場。当時の貴重な映像とともに、「3~4時間しか寝れない」「辞めたいなと思ったこともありました」と金メダル獲得の壮絶な舞台裏が語られていく。彼女たちはなぜ勝ち続けなければならなかったのか? アニメ『アタックNo.1』などの映像も織り交ぜながら、その真実を浮かび上がらせていく。

[フランス映画祭2021横浜・舞台挨拶詳細]
■日時:11月13日(土)15:45の回上映終了後
■会場:イオンシネマみなとみらい スクリーン8
■登壇者
千葉 勝美 (旧姓:松村):「東洋の魔女」元メンバー
田村 洋子 (旧姓:篠崎):「東洋の魔女」元メンバー
中島 百合子 (旧姓:半田):「東洋の魔女」元メンバー
神田 好子 (旧姓:松村):「東洋の魔女」元メンバー
矢田部 吉彦:MC
■映画祭HP:https://www.unifrance.jp/festival/2021/films/382/
東洋の魔女
2021年12月11日(土)より、渋谷ユーロスペースほか全国順次公開
監督・脚本:ジュリアン・ファロ
プロデューサー:ウィリアム・ジェアナン
撮影:山崎裕 編集:アンドレイ・ボグダーノフ
録音:レオン・ルソー 音楽:ジェイソン・ライトル、K-Raw
ラインプロダクション:ドキュメンタリージャパン、橋本佳子、角田良子
[2021年/100分/ドキュメンタリー/DCP/フランス]
原題: Les Sorcières de l’Orient
配給:太秦 宣伝協力:スリーピン
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