『アメイジング・スパイダーマン』シリーズのアンドリュー・ガーフィールドが、バットマンを象徴するヴィラン、ジョーカー役を自分が演じることはないだろうと語っている。新たなバットマン映画『THE BATMAN-ザ・バットマン-』が製作されていることを受けて、ファンからの提案に回答した。

アンドリュー・ガーフィールド
"Andrew Garfield" by Gage Skidmore is licensed under CC BY-SA 2.0
「(ジョーカー役には)絶対に近づきません」

ジョーカーはDCコミックスを代表するヒーロー、バットマンの宿敵として最も人気のあるキャラクター。ティム・バートン監督の『バットマン』ではジャック・ニコルソン、クリストファー・ノーラン監督の『ダークナイト』ではヒース・レジャー、デヴィッド・エアー監督の『スーサイド・スクワッド』ではジャレッド・レト、トッド・フィリップス監督の『ジョーカー』ではホアキン・フェニックスという錚々たる顔ぶれがそれぞれジョーカーに扮して伝説的な演技を見せてきた。レジャーとフェニックスはこの演技でアカデミー賞を獲得している。

来年春には新バットマンを『TENET テネット』のロバート・パティンソンが演じる『THE BATMAN-ザ・バットマン-』が公開される予定で、US予告ではヴィランとしてリドラーやペンギンなどの登場が示されているが、ジョーカーが登場するかどうかは明らかになっていない。今回は登場しなくとも、シリーズ化されれば今後登場するのではないかとも噂されている。

GQ」のQ&A形式の動画に登場したガーフィールドは、『THE BATMAN-ザ・バットマン-』のジョーカー役を彼が演じるというアイディアがファンの間で出ていることについて次のように回答した。

「いや、とんでもないです。絶対に近づきません。可能性があると考えてくれるあなたは優しいですね。だけど、ヒース・レジャーがやったこと、ジャック・ニコルソンがやったことを考えると、僕には絶対にできないと思います。もちろん、ホアキン・フェニックスも彼ならではの天才的な仕事をしましたよね」

2017年の『ハクソー・リッジ』でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされるなど、今や英国を代表する若手実力派俳優となっているガーフィールドは、次なるジョーカー役の有力候補に十分なりうる存在。本人は謙虚に辞退するようなコメントをしているが、もし本当にオファーがきたら、断るのが難しいほど魅力的なキャラクターであるのも事実だろう。ジョーカーの登場はあるのか、そしてそれは誰が演じることになるのか。『THE BATMAN-ザ・バットマン-』の今後の展開に注目だ。

ガーフィールドは現在リン=マニュエル・ミランダの初監督作『tick, tick…BOOM!:チック、チック…ブーン!』がNetflixにて配信されたばかり(一部劇場でも公開中)。こちらの作品での演技もアカデミー賞最有力の一人と目されるほど絶賛されている。

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