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1982年に公開されたSF映画の金字塔『ブレードランナー』の実写TVシリーズが現在開発中であることが明らかになった。リドリー・スコット監督がインタビューで、すでに試作版の脚本が出来上がっていると発言した。

リドリー・スコット
"NASA Journey to Mars and “The Martian' (201508180030HQ)" by NASA HQ PHOTO is licensed under CC BY-NC-ND 2.0
「最初の10時間分をすでに提示している」

『ブレードランナー』はフィリップ・K・ディックのSF小説「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」を映画化したリドリー・スコット監督の代表作の一つ。1993年にはアメリカ国立フィルム登録簿に永久保存登録され、2017年にはドゥニ・ヴィルヌーヴ監督による続編『ブレードランナー 2049』が製作されている。

Collage of a man holding a gun, a woman holding a cigarette, and a futuristic city-scape.
By IMP Awards, Fair use, Link

『最後の決闘裁判』『ハウス・オブ・グッチ』と話題作が連続公開され、83歳にしてますます精力的に活動しているスコット監督は、BBCラジオ(「Variety」経由)のインタビューで『ブレードランナー』の実写テレビシリーズの開発が進んでいることを明らかにした。

『ブレードランナー』を基にしたテレビシリーズとしてはアニメーション『ブレードランナー:ブラック・ロータス』が製作されたばかりだが、今回発表されたのはこれとは別のもの。監督は次のように発言している。

「私たちは『ブレードランナー』のパイロット版とバイブル(番組の全体像を示す詳細な資料)を書いています。つまり『ブレードランナー』をテレビ番組として、最初の10時間分をすでに提示しているのです」

以前には、スコット監督のもう一つの代表作『エイリアン』のテレビシリーズも製作が進行していることが発表されているが、監督によればこちらも現在同じような状況にあるという。『ブレードランナー』『エイリアン』という伝説的作品の「新作」が同じような時期に見られるのかもしれない。

スコット監督は先日『最後の決闘裁判』の興行成績に失望したことを告白しつつ、『ブレードランナー』も当初は興行的に良い成績を残せなかったことを踏まえて、「次のステップに進む」と前向きな発言をしている(以下記事)。その言葉通り、監督の目の前には今後も楽しみなプロジェクトが山積みのようだ。監督の次回作『ハウス・オブ・グッチ』は2022年1月14日(金)に日本公開。

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