レオナルド・ダ・ヴィンチの最後の傑作とされる「サルバトール・ムンディ」=通称「男性版モナ・リザ」をめぐる、欲望まみれのミステリー・ノンフィクションムービー『ダ・ヴィンチは誰に微笑む』より冒頭映像が解禁された。かつては13万円だった絵が絵画オークション史上最高額510億円で落札されるという、まるで過激なリアリティショーのような衝撃的な瞬間が収められている。

お祭り騒動は束の間、落札された後なぜか行方知れずになったこの絵画をめぐって、世間は騒然

本作は、レオナルド・ダ・ヴィンチの最後の傑作とされる「サルバトール・ムンディ」=通称「男性版モナ・リザ」が絵画オークション史上最高額で落札されるという、アート界を激震させた“事件”の疑問を鋭く紐解くドキュメンタリー。 13万円だった絵が、どのように史上最高額の510億円になったのか?  ミステリー小説のような濃度で、知られざるアート界のからくり、闇の金銭取引の実態までも生々しく暴いていく。

このたび解禁された冒頭映像は、 様々なニュースが世界を目まぐるしく駆け巡る様子から始まる 。社会情勢、経済や紛争と戦争、そして日々ネットで溢れかえるフェイクニュース。そして“アート界激震”の話題として、オークション史上最高額510億円で落札された「サルバトール・ムンディ」のニュースが紹介される。

レオナルド・ダヴィンチ最後の傑作とされながらも約100年に渡って行方知れずだった本絵画。老舗オークションハウスのクリスティーズでは2億4千万ドルから落札がスタート、遂には4億ドル(510億円)にまで価格が競り上がっていく様子はまるで過激なリアリティショーのようだ。

しかし、お祭り騒動は束の間、落札された後なぜか行方知れずになったこの絵画をめぐって、世間は騒然、ついに特別検察官モラーが絵画の捜索に乗り出すまでに。

「私は正しい、絵は本物だ」「多分僕は誰かを敵に回したな」「美術界には富豪の懐を狙う人間がゴマンといる」美術商、研究者、ジャーナリストなどさまざまな立場からの「サルバトール・ムンディ」に対する赤裸々な発言も更なる謎を呼ぶ緊迫感あふれる冒頭映像となっている。この気になる続きは劇場で確かめてみよう。

『ダ・ヴィンチは誰に微笑む』は11月26日(金)TOHOシネマズ シャンテほか全国順次ロードショー。

作品情報

ダ・ヴィンチは誰に微笑む
2021年11月26日(金)TOHOシネマズ シャンテほか全国順次ロードショー

監督:アントワーヌ・ヴィトキーヌ 原題:The Savior For Sale/100分/フランス映画/カラー/ヴィスタ/5.1chデジタル/
字幕翻訳:松岡葉子

配給:ギャガ

©2021 Zadig Productions © Zadig Productions - FTV

公式サイト:gaga.ne.jp/last-davinci/

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